2014年9月23日火曜日

その後のBOSS BE-5(追加MOD)

その後のBE-5

「復活~HiFi~Bassに使えるMOD」で色々改造しすぎた感のあるBOSS BE-5ですが、使っていて少々物足りない感が・・・力感が・・もっとシャキッとした音にならないものか?

↑回路図などはこちら

で、前回ちょっと気になりつつも手を出さなかった電源のリップル除去用トランジスタQ16ですが、回路図では、このQ16の後ろも9Vの電圧が出ているようになってますが、この種の回路だとQ16で約1.4V電圧降下してしまいますので、実際には8V弱の電圧しか各回路に供給されていないのです。

で、ACアダプターの質が悪いと電源ノイズには弱くなるのでですが、最近の比較的安定したアダプターなら大丈夫でしょう・・・思い切って

・Q16のE,C,B3端子をジャンパー線で短絡
・リップル低減のコンデンサC64、67を100uFから220uFに大きくする

これで、1.4Vの電圧降下がなくなり、各回路にアダプターからの電圧値が供給されました。


さらに、バックアップコンデンサが付いてないICに可能な場合はバックアップコンデンサ10uFを追加。
(バックアップコンデンサについては「エフェクターの電源を考える その2」の元気になるアイテムをご覧下さい)

基板のパターンをよく見てみると、IC5,6,14,17にはバックアップコンデンサ用と思われる配線パターンと穴がありました。印刷表示は無いので、量産直前にコスト削減などの理由でカットしたのではないでしょうか。

他にはIC16,18,26に基板表に出ているジャンパー線を利用して追加しました。


ずいぶん元気に力強くシャキッとなりました。

やっぱり電源は重要です。

それからもう一つ。
小さくて回しにくいツマミ・・大きさはどうにもならないのですが・・固定が緩すぎて本体をひっくり返しただけでも抜け落ちる時がありました。

で、ツマミ側の差し込む部分を熱収縮チューブで締め付けてみました。



しっかり固定されて不用意に抜け落ちたりしないようになりました。
めでたしめでたし。


ご参考に・・・では、また。

2014年9月6日土曜日

自作エフェクターその2 Landgraff Dynamic Overdrive改

自作エフェクター その2 Landgraff Dynamic Overdrive改

ちょっと前置き
タイトルに「Landgraff DOD」と入れましたが・・・・・
本物は触った事もありませんが、推測するにLandgraff DODが評価されているのは、パーツセレクト、レイアウト、組み立て、等の質の良さが音に出ているのだろうと思っています。
回路的には「TS系」と言われているオーバードライブ回路の変形で、歪みの種類が選べるようになっています。
私が作ったのは、部品も有り合わせですし、高級パーツも使ってませんので「質」的には
Landgraff DODとはとても言えないと思いますが、回路図を参考にさせて頂きました。


基本にした回路図はこちら↓(松美庵さん)

目指したのは広帯域化(HiFi化)です。

他にもTS系と言われる物をいくつか試しましたが、通した途端にハイもローも削れてしまう物ばかりで・・・(元ベース弾きなので低域は特に気になる・・)

で、色々試した結果変更したのは、
・入力カップリングコンデンサC2を  0.068uF(低域改善)
・歪み回路C4を 0.47uFフイルム(低域改善)
・歪み回路R6を 4.7k(低域改善)
・高域カットC7を 0.1uFフイルム(高域改善)
・トーンコントロールC8を 同容量フイルムコンデンサ
・出力バッファの削除 C10からR17までをカットし、VR3の2番をC11の+へ接続
(余分な回路カットによる音質維持)
・ICはJRC4560D(手元にあった物)
・トランジスタは2SC828A(手元にあった物)
・VR2は25Kがなかったので20Kで代用
最初は入力バッファもカットしたのですが、他のエフェクターとのインピーダンス関係でレベル差が出てしまったりと使いにくかったので、復活させました。

ちょっと中身の画像はご勘弁下さい。試しながら作ったのでグチャグチャでLandgraff DODに申し訳ないです。

筐体の塗装ですが、白色の全面塗装の上に半押しで塗料をムラに飛ばした青と赤と黄のスプレーでタッチを入れ、乾いたら数回に分けて厚めにクリア塗装しました。


ご参考に・・では、また。

2014年8月31日日曜日

鍵盤ハーモニカの調整

鍵盤ハーモニカの調整

全く電子工作ではないのですが・・・
あまり情報が出てないようなので、簡単にですが出しておきます。

ピアニカやメロディオンなどの名称で皆さんご存じだと思うのですが、鍵盤ハーモニカです。

手元にあるSUZUKIメロディオンPro-37v2ですが、押さえる音によって吹き込む息の強さに対する反応がバラバラになってしまってますので、調整しました。
弱く吹いた時にもちゃんと音が出て欲しいので、リードとプレートとの隙間を狭くす方向で各キイをそろえました。

詳しくはスズキメロディオン工具セットの解説を見てください。
http://www.suzuki-music.co.jp/search/files/002018_3.pdf
チューニングの方法も載ってます。
この中の「アゲミ」を狭くする調整です。(工具セットは持ってませんが・・・)

まず、裏側と側面の小さなネジを6本外して、カバーを外します。

この機種はつば抜きの栓も外します。


空気箱をネジ4本外して分解です。

リードが見えますからこの状態で調整です。

調整したいキイのリードの根元寄りの所を押し下げます。
何で押しても良いのでしょうが、私は綿棒を使いました。

紙をプレートとリードの間に挟んだのはプレートにはまり込んで引っかかるとまずいかなと思ったのですが、ほとんどのリードは大丈夫でした。
高音域のリードは、紙の鋏ぐあいでアゲミの量を見当付けながら行いました。
調整量が大きい場合は挟まない方が良いです。

各キイ見当を付けて一通り調整したら、空気箱をネジ止めして確認します。
1回ではなかなかうまく行きませんので、数回繰り返しました。

なお、空気箱の内部は、金属部以外はカビ取りスプレーで、金属部分は消毒用アルコールで掃除しました。
ついでに吹き口もカビ取りしました。

ご参考に・・・では、また。



2014年8月12日火曜日

Behringer DC9 を MOD する

Behringer DC9 を MOD する。

あまり、改造ネタになってない機種だとは思いますが、気まぐれで手を出してみました。


まずは説明。
これ、ベリンガーには珍しく、金属ケースです。
これ、ベリンガーにはたぶん珍しく、スルーバイパスです。
これ、元ネタ(回路)は、MXR Dynacomp のようです。
そのままでもそこそこなのですが・・・
コンプのかかり具合は気に入っているのですが、
ちょっと「すっきりしない音」なのと、
高域が強調されすぎて「パキパキ」な音になって、相対的に低域が弱くなるのが、私の「好み」ではないのです。

「すっきりしない音」・・・・・コンデンサ交換&追加です。

まず、入力のカップリングコンデンサC6を定数アップし、低域方向に広げます。
C6と並行に0,22μフイルムコンデンサを基板裏に追加しました。

バッファ後のカップリングコンデンサC5(1μ電解コンデンサ)を同定数のオーディオ用コンデンサに変更。

中高音調整部分の電解コンデンサC4(1μ電解コンデンサ)をオーディオ用コンデンサに変更。
これは同定数の物でも良かったのですが、大きくした方が若干「すっきり度」が増したので、47μを付けました。
(100μも試しましたが若干歪みが出たので・・・)

この3点でだいぶ音が「すっきり」しました。
(主には電解コンデンサの質が効いているようです。)


↑緑色のコンデンサがC6、その上にC4とC5

↑左がC6の裏につけた224フィルムコンデンサ、右がC8並列の472フィルムコンデンサ。

パキパキすぎて低域が弱い・・・コンデンサ追加です。

一旦中高域を上げて、後で高域を少し落としている形になっているようで、低域が削れている訳では無さそうなのです。
C8(0.001μ)で高域を少し落としているようなのでこの定数を上げて中域寄まで落とすことにしました。
チップ部品で外すのも大変なので並行に0.0047μを追加です。
このくらいの定数で聴感的には低域の落ち込みもなく、音質変化があまり無い感じになりました。
しかし、エフェクターとしての個性も消してしまっていますので、追加しない~0.0047μの間で好みの音を探せば良いと思います。
(私もちょっと使い込んで、変更も有りかなと思ってます。)


ご参考に・・・では、また。

2014年7月27日日曜日

スピーカーの話し Fostex GS100

スピーカーの話し

手元にFostexGS100という古いスピーカーがあります。
10cmのフルレンジユニットが1つ入った密閉型14cm角の四角いスピーカーです。

ちょっと前置き。
GS100は、パーソナルレコーディング(今でいうDTM)に没頭していた頃にミックスダウンのサブモニター用に購入した物です。(1980年代)
メインモニターはテクニクスの3ウェイハニカムスピーカーSB-5Aを使っていたのですが、最終調整時に小型フルレンジのGS100でチェックしていたのです。

当時(今もかな?)AURATONE5Cという小型フルレンジスピーカーがレコーディングスタジオに定番として置いてあって、当時一般的だったラジカセなどで再生した時のバランスをチェックするのが目的だったようです。
(実際にラジカセでチェックする場合も有った様に聞いてました。)
フォステックスのGS100は和製オーラトーン的なふれこみでで販売されていたのです。

3ウェイモニターでミックスしただけでは、ラジカセなど小さなフルレンジスピーカーで再生した時、ひどいことになってしまったりするのです。
極端に言えば、音数が減ってしまったり・・・「ベース入ってないの?」とか薄く入れた「ストリングスはどこ行った?」とか・・・ワイドレンジモニターだけでミックスダウンすると音を広げすぎて(周波数、定位、奥行きなど)真ん中の手前しか再生出来ないラジカセなどで聴くと「別物」になってしまう事があるのです。
(モノラル再生のチェックもしてました。左右の位相差でバランスが変わる事が多々有るので)
今は再生機器の環境も違ってますし・・・これは昔の話しでしかないでしょうが。
どんな条件でも「音楽」が伝わるミックスダウンにする為にチェックし調整していたのです。


で、この春、付録の「LXA-OT3デジタルアンプ」目的で「雑誌Stereo」を衝動買いしてしまったので、20年以上放置していたGS100を引っ張り出してみたのです。

鳴らしてみると、何か「ガサガサ」ノイズが混じってるし、薄っぺらい音で・・あれぇ~?
前面の金属ネットを外してみると・・・スピーカーユニット(FE103のエッジは劣化して剥がれて破れてるし、コーン紙をちょっと触ってみると、ボイスコイルがばらけていそうな感じでガサガサいうし、ボロボロになってました。(画像は撮ってませんでした)
・・・後生大事に持っておいても無駄だったか・・・。

しかし、気をとりなおして、以前から少し気になっていた同じフォステクスのDIYスピーカー「かんすぴシリーズ」
ユニットをこのP1000Kに取り替えてみることにしました。(安いし!)
(↓画像撮影のために外した状態)
同じメーカーの10cmフルレンジとはいえ、少し加工が必要でした。
取り付け穴の直径と取り付けネジピッチがP1000Kの方が1mmほど大きかったので、穴をペーパーやすりで地道に広げたのと、取り付け角度を少し回してねじ穴位置を変えてます。
(↓無事取り替えできました。)


音の方は、皆さん好みや目的も色々でしょうけど・・・私にとっては、「変な癖のないすっきりした小型フルレンジ」として納得できる音になってます。
もちろん低域は出ませんが、見た目と音が一致して安心できます。(変な表現ですが・・・)


(↑画像は1台ですが、もちろんペアで持ってますよ)

では・・・また。

2014年7月22日火曜日

エフェクターの電源を考える その3

エフェクターの電源を考える その3

今回は電源を考えるのその1その2の・・その後・・追記的内容です。

ちょっと前置き・・・
私が音を前に押し出す為に、使っているエフェクターがいくつかあります。

・Analog Delay アナログディレイ・・・・・タイムを最小にしてフィードバックを発振直前まで上げて、発振しそうになった時の高調波成分を加えます。

・HiBand Flanger ハイバンドフランジャー・・・・RATE、DEPTH、を浅く設定し、RES(レゾナンス)を大きくして、倍音成分を加えます。

・Pitch Shfter ピッチシフター・・・・三度や五度上げなどを作って(これも倍音成分)少し加えます。

で、Pitch Shfter を使った時なのですが・・・
エフェクターの電源を考えるその1で取り上げたNadine's Stereo Flangerの「ふゅん〜ふゆん〜」ノイズですが、ピッチシフター、Behringer US600 Ultra Shifter/Harmonistとの組み合わせでは、まだ結構出てしまいます。

激減したとはいえ、この組み合わせでは使えないレベルの状態です。
で、エフェクターの電源を考えるその2で作った「エフェクターが元気になるアイテム」ですが、
(↓これ)

これは単純に大きめのコンデンサ(330μF)をプラスとマイナス間に入れただけの物なので、ある程度電源ノイズの低減にも効くはず。・・で、繋いでみました。

ACアダプターから分岐ケーブルで電源供給した状態で、ノイズが出るNadine's Stereo Flangerにつないだ場合。


同じく、Nadine's Stereo Flangerと相性が悪いBehringer US600につないだ場合。


どちらも大幅にノイズが低減し、特にBheringer US600に繋いだ場合は、他のノイズ(ホワイトノイズ)に紛れてしまうレベルまで下がりました。

影響を受ける側より、発生側(影響を及ぼす側)につけた方が良いようです。
ACアダプターと分岐ケーブルの間や、他に繋いでいる歪み系やコンプレッサーにつないだ場合は効果ありませんでした。
結局、発生源に付けるのが一番良いようです。

コンデンサで低減出来るということは、デジタル系エフェクターが電源的乱れを発生しているのでしょう。

分岐電源でノイズにお困りでしたら、参考にしてください。


電源は不思議。・・・では・・・また。

2014年7月14日月曜日

自作エフェクター その1 オレンジスクイーザー

自作エフェクター その1 オレンジスクイーザー

いくつかエフェクターも自作してますのでボチボチ紹介します。

Dan Armstrong ”Orange Squeezer”のレプリカ。
けっこう有名なコンプレッサーです。
本物は、ギターのジャックに直接刺す形で、ストラト等では形状的に使えないです。

作ったのはこんな感じ。↓


基本にした回路図は、ここ↓です。

部品はなるべく手元に有った物を流用しました。
IC1・・・・JRC4560D(オペアンプ)
Q1&2・・・2SK30A(FET)
D1・・・・1N60(ゲルマニウムダイオード)
他も寄せ集めなので、抵抗の種類も揃っていません。

↑中身はこんな感じです。

回路的にはあまり変えてませんが、変更、追加した点は、
・LEDは省きました。
・デカップリングコンデンサ220μ16Vとハム防止に100Ω抵抗、逆電圧防止のダイオードを追加。
   (私はACアダプターでの使用がほとんどですので追加。100Ωと220μでローパスフィルタにしてます。)

(↑汚い手書きですみません。回路図左上のDCジャック部分です。)

トリムの調整は、音だししてみると必然的にほとんど決まってしまいます。
ごく狭い範囲以外はコンプになりませんから・・・。

本物がどのような音?、かかり具合?なのか分からないのですが、結構しっかりコンプレッサーしてくれます。
常に入れっぱなしで使っても良いのではないかと思います。

では・・・また。

2014年7月6日日曜日

オーディオインターフェイスの話し

今回は「工作」ではないのですが、ちょっと便利な使い方。

オーディオインターフェイスの話しです。
以前は、M-AUDIOのFW410というマルチチャンネル対応の物を使っていたのですが、OS&DAWとの関係でちゃんと動かない状況になって、インターフェイスを切り替える時に試した事を掲載しました。


DAW「Cubase」のバージョンアップに伴ってOSもアップしないといけない状況(MacOS10.6X→10.7.5)になったのですが、前出のオーディオインターフェイスFW410のドライバーが一向に更新されず10.7.5は動作環境から外れてしまっていました。
で、使えるマルチチャンネル対応の物は・・・・と探してみるものの・・・予算が・・・・!!
他には、SteinbergのCI1を持っていたのですが、これは2IN2OUT。
せめて、4IN4OUT以上が欲しかったのです。
その時、同じくSteinbergのCI2+(2IN2OUT)が中古で安く出ていたのです、ダメ元で買ってしまいました。



実は、MacOSのCoreAudioというオーディオ信号入出力の規格には「機器セット」という設定が有って、接続済みの複数のインターフェイスをセットにして、あたかも1つのインターフェイスの様に扱う事が出来ます。(アプリケーション~ユーティリティ~Audio MIDI設定)
これを使って2台で、4IN4OUTに出来ないかと思ったわけです。

で、やってみました。


結論から言うと出来ました。4IN4OUTになりました。
Cubaseで4チャンネル同時録音再生可能です。

が、あくまでも私の所での話しであって、どんな環境でも出来るとは言えません・・・。
1つ私の所でも障害が出たのは、このSteinbergのCI1とCI2+は、同じファミリーの機種なので基本のドライバーソフトが共通です、2台でドライバーソフトの取り合いになった様子(推測)で、同時に2台を安定して認識しない事がよく発生しました。
色々試した結果、2台をMac本体の別々のUSB端子に接続すれば安定する事が分かりました。
(ハブ経由で接続していたので本体側では同じ端子につながっていました)
以来2台で4IN4OUTが、安定して使えています。
Mac本体によっては、USB端子の系統がどうなっているか違うでしょうし、必ず出来るとは限りませんが・・・・・
(私の所はiMac24のEarly2008です。←古い!)

他の機種の組み合わせで、ドライバーソフトが競合しなければ大丈夫ではないかとおもいます。(推測)

なお、レイテンシー(遅延)の問題ですが、機器セットでは普通2台のレイテンシーを足したものになるようです。
が、今回の場合、ドライバーソフトが共通のおかげでしょうか、1台分のレイテンシーで動作しているようです。


ご参考になれば、・・・・・では、また。

2014年7月1日火曜日

エフェクターの電源を考える その2

エフェクターの電源を考える その2


歪みを元気にする!! & 使い古しのマンガン電池?

歪み系のエフェクターに、少し高めの電圧をかけると、音に艶やハリが出るとかの話しもあり、12V~18Vのアダプターも有るようです。(自己責任で使うということでしょうが)

一方「電圧が下がった、使い古したマンガン電池を使った方が音が良い」という話しを時々目にします。
それをシュミレートするような電源も売られているようですし、VHTのエフェクター「V-Drive」は、内部の電圧を調節するツマミが付いていて、約5Vまで下げられるようです。(上げることは出来ない)



(↑VOLTAGEと書いてある小さなツマミが電圧調節。下げると粗い音になる。)


電源を考える、その2では、ACアダプター使用で
・エフェクターが元気になる(場合も有る)簡単なアイテム
・「使い古しで消耗したマンガン電池」風にしてみる簡単なアイテム
を製作してみました。

元気になる(場合も有る)アイテム

まずは、説明。
ACアダプターをコンセントに差し込んでアダプターのコードをエフェクターに刺す訳ですが、そのコードは1.5メートルくらいの長さは有る訳です。
マルチコードで分岐するとその先にまた50センチ~1メートルくらいのコードが付いてしまう訳です。
そのコードには小さいとはいえ抵抗分が有りますし、アダプターには内部の抵抗分もあります。(スイッチングタイプは過負荷にならなければほとんど無いといえるらしいですが)
抵抗に電流が流れると電圧降下が起こりますので、電流が増えれば電圧降下も増えてエフェクターに届く電圧は下がります。

実はエフェクターは常に一定の電流を消費しているわけではありません。
音声信号が入ってくれば、例えば「歪ます」という仕事をするわけですから、消費する電流は増えます。
音が入ってくれば電流が増える、無音になれば減る、と常に変動する訳です。
そうなると、先ほどのアダプターからエフェクターまでの抵抗分によって電圧も細かく変動してしまいます。
特に大きな音が入ってきて、パワフルに出力しようとした瞬間に多くの電流を要求すると抵抗分によって電圧降下が大きくなって、必要な電流も十分に届かず、「頭打ち」な出力になってしまったりすると考えられます。
(ややこしい書き方になってしまいましたが、抵抗と電流と電圧は密接に関連してます。→オームの法則)

話しはちょっと脇道にずれますが、バックアップコンデンサといわれるものがあります。
これは電子回路の実装時にIC(特にデジタル)の電源ピンのすぐ近く(物理的に)にコンデンサを付けるのです。
ICも動作状態によって電流が変化しますが、電源回路からICまでのわずかな抵抗分によって電圧変動が起こってしまうのです。(先ほどの話しと同じです)
その時バックアップコンデンサはすぐ近くにある「小さな蓄電池」的な働きをして、下がった分の電圧を補ってくれます。
コンデンサの基本動作は電圧がかかると蓄電し、電圧が下がったり無くなった時に放電するのです。
ですから、ICにとっては電圧変動が少なくなって安定した動作が出来る事になります。

同じ事をエフェクターにしてみました。


DCプラグにコンデンサを入れてみました。
手元にあった330μ16V電解コンデンサです。
極性が有りますので、センターピンにコンデンサのマイナスマークを合わせて半田付けします。
コンデンサのマイナスリード線には絶縁チューブを忘れずに!


熱収縮チューブでカバーして出来上がり。
これを、ACアダプターとエフェクターの間に入れます。

テストしてみたのはこれ↓

自作の歪み系2台、左がDOD250のレプリカ、右はLandgraff オーバードライブを基本にアレンジした物で、回路的にはTS系と言われる物です。(この2つの中身などはまたの機会に・・・)

結果は「びみょー」に元気になります。(あくまでも私の主観ですので・・・)
ハッキリ分かるのは250をフルにした時で、やはり「一番頑張らせた時」でした。
TS系の方もダンブルモードでかなりきつめにかけると違いがはっきり出てきます。
どちらもおとなしめにかけるときにはあまり分かりませんでした。

ハードに歪ますせる時には、ピッキングのレスポンス、音の立ち上がり、各弦の分離、パワー感、などが明瞭になり、少し元気になります。

ただ、エフェクターやACアダプターとの相性もかなり有ると思います。
内部の電源回路やアダプター自体がしっかりしている場合は効果(変化)がほとんど出ないと思います。

次!

「使い古したマンガン電池」風にしてみるアイテム


まずは、説明。
使い古しの消耗した電池は、電圧が下がっています。
が、今回上の説明にも少し出ましたが、「内部抵抗」も考慮しました。
電池自体にも内部抵抗があり、上に書いた関係のように、流れる電流値によって電圧降下してしまいます。
内部抵抗が小さければ電圧降下も小さくなります。
で、手元にあった電池の内部抵抗を計ってみました。

・少し消耗した9Vマンガン電池・・・無負荷電圧8.4V・・・内部抵抗は273Ω
・かなり消耗した9Vアルカリ電池・・無負荷電圧7.3V・・・内部抵抗は47Ω

アルカリよりマンガンの方がかなり大きいです。
マンガン電池の方が良いというのはこの違いが大きいのではないかと・・・
電流変化による電圧変動が大きい訳です。

マンガン電池は電源の質的にはかなり悪い状態ですが、「良い音」「好みの音」「気に入った音」「演奏しやすい音」が出るならそれで良い事なのでやってみます。


電圧を下げる為に整流ダイオードを3連接続、これで0.7V×3で約2Vぐらい下がるはずです。
その先に300Ωの抵抗、電池の内部抵抗の代わりで、これで電圧変動が大きくなるはずです。



DCプラグのプラス側(リング)にダイオードの向きを合わせて半田付け。
マイナス側だと、電源をマルチ分岐させた場合、他のエフェクターに接続したパッチコードからグランドラインが回り込んで、無効になってしまいます。



熱収縮チューブでカバーして出来上がり。

これを、ACアダプターとエフェクターの間に入れます。

テストしたのは先ほどの2台。
一応電圧を測ってみると、

・アダプターからの電圧・・・9.21V
・250の電圧・・・6.95V
・TS系の電圧・・・5.95V

かなり下がっています。(共に入力無音)
2台で違うのは、消費電流の違いが電圧降下の違いになっているのだと思います。

音は、2台共通して、明らかに歪みが粗くなり、音量変化的には頭打ちで平坦になります。
悪い音ということではないです、この「粗さ」が良いというのも解ります。

ACアダプターの質、ダイオードの数や抵抗値の組み合わせで、ニュアンスが違ってくるでしょう。
無理に電池を消耗させなくても「使い古した電池の音」をいつでも安定して出せる便利アイテムです。

今回の2つのアイテムは電源に対するアプローチが正反対です、「安定させる」と「不安定にする」
最終的に「どんな音にしたいか」「どんな音が適しているか」などが重要なのでどちらも有りでセレクトすれば良い事だと思います。


やっぱり電源は大事。今日はここまで。・・・つづく・・・たぶん

2014年6月24日火曜日

エフェクターの電源を考える その1

エフェクターの電源を考える その1

かなり古いエフェクターですが「Nadine's Stereo Flanger」です。
これは以前に(たしか80年代)所有していて気に入っていたのですが、故障して捨ててしまったのです。
が、つい最近中古で見つけて即衝動買い、980えん!!

音はやっぱり良い。

電源を考える その1

私は珠々つなぎで一台のアダプターからエフェクターの電源を取っているのですが、この Nadine's Stereo Flanger をデジタル系のリバーブなどと一緒に繋いだら「ふゅん~ふゅん~」と変なノイズがかなり大きく出ました。
デジタル系とアナログ系とを電源的に混在させるとこういったノイズが出るとは聞いていましたが、始めて遭遇しました。

で、ちょっと考えてみたのです。他のフランジャーやフェイザーは混在させてもノイズは出ないのにこの、ネイディーンズのフランジャーだけ・・・
ならばきっとこのフランジャーに主な原因が有る?、しかしこれが発売された当時はたぶんデジタル系のコンパクトエフェクターなんてほとんど無かっただろうし、こいつが悪い訳ではないが・・・・

いずれにせよ、電源関係の問題なのでしょうから、確認です。

開けてみました。
基板上はすごい密度です。回路を細かく取るのはあきらめます。
DCジャックから辿って行くと、まずグランドラインの取り方が怪しい。

スイッチ代わりの入力ジャックに入った後、ぐるっとアルミ筐体を伝わって出力ジャックのグランドへ、そこからMANUALポットの1番~COLOR ポットの1番~最後に基板。



(↑ちょっと見にくいですが、S字になってる黒い配線がポットから基板へ繋いでいるグランド配線)

基板の回路が一番最後なのは、あまり良くない気がしたので、入力ジャックから取り直しました。(ループにはならない事を確認)



(↑これで、基板が電源に近くなりました。)

基板上ですが、デカップリングの電解コンデンサを探すと、空間系で定番のIC、MN3101のすぐ近くに有りました、が、47μF10V・・・ちょっと小さいんじゃない?・・耐圧もギリギリ!!←いや、電圧変動やリップル分を考えるとアウト!!


(↑右から2番目の電解コンデンサ)

基板上スペースの問題なのか?・・・
ですが、ICのすぐ近くに持っていっているのは、配慮したレイアウトだと思います。(バックアップコンデンサ的レイアウト)

しかし、古さと耐圧を考えれば、劣化による容量抜けも有るかもしれませんし、手元に有った220μF16Vに交換してみました。



(↑撮ってる向きが違いますが、右から2番目です。)

グランドラインの取り方とデカップリングコンデンサの容量アップ。
なんとこの2点の変更で「ふゅん~ふゅん~」ノイズは激減しました。
(気のせいか、音も元気になったような・・・ICのバックアップコンデンサとしての効果かな。)

電源はやっぱり大事。今日はここまで。・・・つづく・・・(たぶん)

2014年6月22日日曜日

Beringer HA400 ヘッドホンアンプ ポップノイズの改善

Beringer HA400 ヘッドホンアンプ ポップノイズの改善

以前、ボーカル録りの時に買ったベリンガーの 「HA400 ヘッドホンアンプ」ですが、電源オン・オフやヘッドホンを刺した時に、かなり大きなポップノイズが出ます。
(検索すると他の方のレビューなどにも出てきます。)




基板を眺めていましたら、う~ん・・・出力ジャックに直結しているカップリング電解コンデンサへの突入電流(直流分)がヘッドホンのインピーダンスを介して流れる回路になっているのが原因のようです。
頻繁にやっているとヘッドホン自体にも良くないでしょうし、耳にも不快です。

電源オン・オフ時は、ヘッドホンを抜いておく事で仕方ないようですが、ヘッドホンを刺した時に出るポップノイズだけでも何とかならないかと思った次第で・・・

ちょっと乱暴?な方法かもしれませんが・・・ヘッドホンを刺す前にコンデンサに電圧印加させるようにしてみました。
現状では電源を入れてもヘッドホンが刺さっていなければ、この電解コンデンサへは電圧が全くかかっていません。
上にも書きましたが、ヘッドホンを刺した瞬間にヘッドホンを介して電圧印加され電流が流れる訳です。
なので、ヘッドホンを刺す前に電圧をかけて突入電流を流してしまえば、刺した時のポップノイズは消える訳です。
で、ヘッドホンと並列に抵抗を追加しました。
定数としては、ほとんどのヘッドホンのインピーダンスは、数オーム~数十オームでしょうから、二桁も大きくすれば音質的影響は少ないだろうと考え、手持ちに有った2.2Kを使いました。
これで、電源オンと同時にこの抵抗を介して電圧印加し、突入電流が流れる訳です。


↑ヘッドホンジャックのグランドとLR間にそれぞれ抵抗を追加してます。
1チャンネルだけをしてます。
LRどちらかの端子だけでも良いのですが、音質的影響を配慮してLRそろえています。

ねらい通り、刺した時のポップノイズは無くなりました。

注意点としては、電源オン・オフ時は刺したままだと、追加した抵抗よりヘッドホンのインピーダンスが小さい為突入電流のほとんどがヘッドホンを流れてしまい、ポップノイズが出ます。
改善されるのは電源オンの状態でヘッドホンを刺した時のノイズだけですので、電源オン・オフ時は必ずヘッドホンを抜くようにしてます。

さて、音質的な影響ですが、ヘッドホンと平行に抵抗分が入っている訳ですから、アンプ側から見ればヘッドホン側のインピーダンス特性が抵抗分変わった事になり、多少なり影響があるはずです。
が、私の所のヘッドホン(AKG K240STUDIO & K271)では他の2~4チャンネルとの比較で明らかな変化は感じられませんでした。(チャンネルごとのばらつきの範囲)
使うヘッドホンによっては影響があるかと思いますが、元々高級オーディオでも有りませんので・・・

この状態で1年ほど使ってますが支障は出てませんが、あくまでも我流でやってますので責任はもてません。

でも、中途半端な改造だな~



2014年6月17日火曜日

BOSS BE-5 復活~HiFi~Bassに使えるMOD

BOSS BE-5 復活~HiFi~Bassに使えるMOD

BOSS BE-5を中古で手に入れました。
単体エフェクターを5つ直列につないで一体化したようなマルチです。
製品マニュアル→ http://lib.roland.co.jp/support/jp/manuals/res/1809510/BE-5_j_02345867.pdf

http://www.bossarea.com/serial/sndecoder.aspx
 ↑ によると手に入れた物は、1989年製らしいので25年も前の製品になります。

音だしした第一印象は、「ラジカセみたいな音」でした。
バイパス音もひどいもので、途中にチューナーアウト、センド、リターン、のジャックもあるのですが、後ろになるほど順々に音やせしていきます。

その1「復活」

中を開けたら、大きな基板が1つ。
回路的には、
コンプレッサー CS-3
ディストーション  OS-2
ノイズゲート  NS-2
ディレイ    DD-2
コーラス    CE-2
それぞれに近いようです。

まず気になったのが、電解コンデンサ。沢山使ってます。
全て小型タイプ、スペース的に余裕がない訳でもないようですが・・・

25年前の製品ですから、電解コンデンサが劣化している事は容易に想像がつくので、
http://diy-fever.com/wordpress/wp-content/uploads/2013/01/roland_boss_be-5.pdf
↑から回路図などサービスノートをダウンロードして、バイパス音が通る電解コンデンサ(カップリングコンデンサ)を交換してみました。
部品番号などはこの回路図に添って書いていきます。

(C020,018,126,127,125,052,045,044,143,106,055,060,061)

手持ちにあったものをかき集めたので、ごく普通のグレードです。
結果は「ミニコンポくらいの音」になり、やはり電解コンデンサの劣化が大きく影響している事が確信できました。
ので、まずエフェクト回路の中のカップリング、次に電源周り、と換えて行くにつれ徐々に音質が改善されていきました。

特にオーバードライブ・ディストーションの回路中、オペアンプ負帰還にある4カ所ですが、
これも劣化していたようで交換すると歪みの質が大きく変わりました。
(本来の音に戻った。C032,035,036,037)

結局、ついでなので全ての電解コンデンサを交換してしまったのですが・・(ちょっとやりすぎかも)



他に故障もないので、とりあえず、BE-5はこれでたぶん復活しました。


次に
私が元々ベース弾きだったので、ベースにも使えるくらいにしたいと思って改造してみました。
なお、あくまで私の主観でやってみましたので、必ず「良い結果」とは限らない事をご理解ください。

BE-5はこれで復活したと言っても、
・昔の機材故か、音のレンジが狭い。(周波数的に)
・やはり、バイパス音が順々にやせてゆく。
・全体的に「すっきり」しない音で明瞭感がない。
・特にオーバードライブ・ディストーションは低域が削れすぎてとてもベースでは使えない。
などなど・・・・


その2「HiFi化」

「レンジが狭くてすっきりしない音」に取り組んでみました。

まず、低域のレンジを広げる。(ベースで使えるように)
これは、カップリングコンデンサの定数を見直しました。
カップリングコンデンサはCRローカットフィルタ(低い周波数を通さない)として働いてしまう事を考慮して、定数を上げる方向です。

バイパス回路
C002 0.047 → 0.82積層フイルム(手元のあったのがこれなので、0.47~1uフイルムでよいと思う)
C021 0.047 → 1u無極性電解コンデンサ

コンプ回路
C015 0.047 → 0.1フィルム

コーラス回路
C106 0.1 → 10u無極性電解コンデンサ
C134 0.033 → 0.1フィルム 

次に中高域の改善。
ここまできて中高域がつまったような伸びが無い事がはっきりしてきた。

どこかでハイカットになっていないかと回路図を眺めていると、2カ所でハイブーストして後でその分ハイカットしている。
わざわざイコライザを4回も使って元に戻してる感じになっていた。(バイパス音もここを通っている。)
ノイズゲートの前でブースト、後ろでカット、ディレイの前でブースト、最終の出力バッファでカットの4カ所です。
おそらく、昔のカセットテープのドルビーNRと同じ原理で高域のノイズを低減する目的では無かろうか(推測)とは思うが・・・
とにかくこういう事をすれば、音質的に劣化が重なるのは間違いないので、ブーストとカットをセットで無くしてみました。

ノイズゲート回路
C054とC047を取り去る(ペアになってるR080とR070でもよい)

ディレイの初段
C142を取り去る(R187でもよい)

出力バッファ
C057とC062を取り去る(ペアになってるR087とR093でもよい)

やはり中高域がつまったような感じは改善されました。
で、上に書いた「高域ノイズを低減」ですが、ゲート部もディレイ部もあまり増えた感じはしませんが、
コーラスのみ少し気になるレベルなので、コーラスのエフェクト出力にハイカットの意味でコンデンサを追加しました。

R096とQ015の間とグランド間に0.0047フイルムコンデンサを追加。



コーラスは、出力バッファで原音とミックスするので、中高域のつまり感にはさほど影響しませんでした。
ただしエフェクトのニュアンスには影響しますのでご注意ください。(値を小さくすれば影響は少ない)

が、まだまだ、バイパス音が順々にやせていくのは確かにあるので、もう一押し・・・

この改造こそやりすぎてる感がありますが・・・・
BE-5の場合5つのエフェクターを一枚の基盤に乗せた物ですので、基盤自体が大きい訳です。
基盤の裏を眺めているとやたら細いパターンで延々と引き回している箇所が沢山あります。
基盤の銅箔は薄い上に1ミリにも満たない幅で音声ラインを引き回すのは決して良い事ではありません。
ので、主な音が通る所をたどって、5経路の細すぎる音声ラインをピックアップし、その引き回しを0.65mmの導線でバイパスしてみました。


Q004からQ010
IC3の7ピンからR047
Q011からC143
IC18の7ピンからR149
IC16の7ピンからC055

この段階まで来るとこれは、かなりの効果があり、音やせもすっきりしました。


その3「Bassにも使える」

ベースを繋いでみると、とにかく歪みエフェクトが使えない。
低域も高域のカットされているので量感、力感が無い。

まず低域ですが、他と同じでカップリングコンデンサ変更です。
(ここでの変更は歪みの質に直接影響しますので、注意して下さい)

C026 0.022 → 0.047フィルム
C025 0.0047 → 0.22フイルム

高域ですが、私は太いオーバードライブが好みなのですが、
オーバードライブ回路のハイカットが、中域まで大胆にカットして量感が無くなっているようです。
中域はディストーション回路で補う設計のようですが、そちらは高域に偏っていて中低域は貧弱に思うので
オーバードライブ回路のハイカットを大幅に変更しました。

C041 0.018 → 0.0047

中域が補強されて結構太くなりました。

ついでに

コーラスを入れると音量が上がってしまう状態になってしまった(C134の変更の副作用?)のでIC14にぶら下がっているR135を30kくらいにしました。
(実際にはR135と平行に100kを基板の裏に追加してます)
IC14の出力段はオペアンプなので、負帰還の抵抗値調整で増幅率を少し下げています。

一応完了

色々試せると思っていますが、チューナーアウトから原音を取り出し、センドとミックスしてリターンに戻すと、
よくある原音ブレンドタイプのベースオーバードライブ的になる、とか・・・
センド、リターンが有るのも色々な使い方を考えられて良いかと思います。

あと、ツマミが小さくて回しにくい!!

追加投稿・その後のBOSS BE-5(追加MOD)はこちら