2015年6月26日金曜日

Black Cat Overdrive もう一つの OD-1 (自作)MOD

Black Cat Overdrive もう一つの OD-1 (自作)MOD

ずいぶん前に作った物です。
ボチボチ蔵出しして、情報アップしていきます。

これ、オーバードライブなんですけど、ダイオードクリップではありません。
オペアンプ自体で歪ませている、「ダンブルモード」とか言われてる方式です。
ちょっと珍しい・・・・
Landgraff DODは切替スイッチでこのモードが選べます。

回路図はこちら↓
参考レイアウトはこちら↓

私はちょっと特殊な基盤を使っちゃいましたのでレイアウトは全然違いますが・・・・



そのまま作ってみると、音量が異常に大きく爆音です。
Volumeをかなり絞らないと使いにくい・・・・
思いっきりゲインは稼げます・・・が、アンプや後に繋いだエフェクターなんかが壊れないか心配になるほどです。
で、VolumeVRと0.1μの間に470KΩを追加して使いやすい音量に落としました。(この辺はお好みで・・)


歪みとしては、結構クオリティが高いと思いますし、入力のボリューム変化に敏感です。
つまり、演奏に反応してくれます。

オペアンプで歪ませてますので、他のオペアンプを使うと雰囲気も変わりますので、色々試すのも良いかも・・・・



ケースは一応組み込んだプラケースのままなんですが・・・・
塗装は、全面黄色の上にブラウンで周囲からタッチをいれてます。


ご参考に・・では、また。

2015年6月15日月曜日

Mad Professor Blueberry BOD(改)自作・MOD

Mad Professor Blueberry Base Overdrive(改)自作・MOD

Mad Professorのベース用オーバードライブ(改)です。

ずいぶん前になりますが、ベースオーバードライブをいくつか試して、納得いく物が無かった時にこの回路図を見て、「ちょっと変わってる」「面白いかも」と思って作りました。
かなり、色々試しながら作ったのでずいぶん本物とは別物になっているように思います。
その後、1年ほど経ちますが、お気に入りでよく使ってますので、今更ながら紹介したいと思います。

元の回路はこちら↓

大きな変更点は、ICが手に入らず色々なOPAMPを試して結局JRC4560になった事と、インプットバッファにゲイン調整を追加して(R2を100kVRに変更)ここでのゲインアップによって前段にブースターを入れた様な効果が使えるようにしました。
その分メインのDrive回路の増幅は押さえていますが(Drive VRを250kに変更)二段で歪み(Drive)を調整できます。

また元々の特徴ですがNATUREで明らかに質の違うDrive感をMIX?できます。
左にするとかなり低音が強調され、ベースらしさを失いません。

で最終的にこうなりました。↓(赤字が変更、追加)

C1,C5は両極性電解コンデンサにしましたが、フイルムコンデンサでも良いと思います。
R9の変更は増幅率の調整です。
C11(何故か2つありますが・・・)2つの変更は音質的な好みですので・・・
R18,R19の変更は手元にこの定数の抵抗がなかったので、FETの増幅率をおおよそ合わせるように、やむなく変更しただけですので・・・気にしないでください。
C12は、後に繋ぐ機器のインピーダンスに影響されるので大きめにしてます。
VolumeVRは、その時50kが無くて100kにしただけです。が小さめの物を使うのは良く有りません。(インピーダンス的に)

レイアウトは試し試し作ったのでゴチャゴチャですので、ご勘弁を・・・

ケースですが、全面を磨き上げてから、クリア塗装し、サイドとバックだけ、青と赤スプレー半押しのまだらで紫っぽくして最後にもう一度クリアをのせてます。



ご参考に・・・では、また。

2015年6月10日水曜日

BOSS PH-1 を作ってみる。(自作)

BOSS PH-1 Phaserを作ってみる。(自作)

BOSSのコンパクトエフェクター初期のフェイザーPH-1作ってみました。
これは、その後レゾナンスつまみが追加されてPH-1rになったのですが、その時に基本の部分も結構変更されてます。
この2つはマイナーチェンジと言うより、回路的にはモデルチェンジだと思います。

回路図はこちら↓
また、本物のレイアウトはこちら↓

スルーバイパスにする以外は基本的にそのままです。
ただしオペアンプは廃番になってますので代替品(MC3403)を使いました。
レイアウトですが、BD-2の時にちょっと失敗したので、今回は本物のレイアウトを基本に要らない部品を削って作りました。

パターン、手書きメモです。



部品レイアウト
作りながらちょっと変更したところは薄く鉛筆書きしてますが・・・・
C1ー0,22(低域改善)

C13(0.1μ)ですが、回路図ではバイアスラインに繋がってますが、実際のパターンをたどるとグランドに落ちてます。
また、後継機種のPH−1rの回路図では、これに相当するコンデンサはグランドに落ちてますので、回路図の間違いだと判断しました。

実装した基板


ケース組みです。
ケースは最近お気に入り(安いから)のダイソーステンレスタッパーです。
裏蓋は以前の様に内側を前面アルミテープでシールドしてます。
可変抵抗VRのケースをグランドに接続してそこからケース全体をグランドに落としてます。

余談ですが・・・
こういったグランドシールドは意外と大事で、普段は普通に使えても、使う場所によって外来ノイズに悩まされる原因になります。
回路全体をグランドで覆う事で外来ノイズ(電磁波など)から守る役割をします。
以前に改造したBOSS BE-5は、プラ筐体ですが、ケースの裏全面に導電塗装をしてグランドに落とし、全体をシールドしてます。
behringerのプラ筐体は底面のみのシールドで上面はプラスチックそのままですので、外来ノイズには弱くノイズトラブルが多い原因のひとつではないかと思います。

トリムの調整ですがかなりシビアでした、ほとんどピンポイントです、揺れないか揺れて歪み出すかの隙間を狙っての調整でした。

はい、出来上がり。


全体的には素直で暖かみの有る音で良いと思います。
何か間違ってるのか?RATEを左一杯にすると10秒程度のサイクルでゆれます。右一杯は結構早いので良いとして・・・
DEPTHもおとなしいかかり具合です。・・・もう少し深くかかってくれた方が色々使い勝手が良いように思いますが。

また今度、いじって(MOD)みます。

塗装は、黄色と青のスプレーを半押しでまだらにして緑っぽく仕上げた後、正面だけ白スプレーを遠めから薄く何度かかけてます。


ご参考に・・・では、また。