2016年4月21日木曜日

BOSS SD-1 を作ってみる(自作)・MOD

BOSS SD-1 SUPER Over Driveを作ってみる(自作)・MOD

いまさらですが・・現行機種ですが、SD-1を作ってみました。
やっぱり、ストリップボードで・・・

回路図はこちら↓

レイアウトはこちら↓

レイアウトのINPUTすぐにGroundに落ちてる1Mはカットしました。
回路図にも無いし、エフェクトOFF時はフットSWでグランドに引っぱれば必要無いのです。
とりあえずそのままで作りましたが、トランジスタは2SC1815GRを使ったので端子配列が違いますからこんな事に↓


クリッピングダイオードは、1S1588を使いました。(OD-1にならって)
ICは先日YAMAHA LI-01から外した、JRC4558D艶有りを付けました。



回路的には典型的なTS系なのですが、さすがロングセラー、納得の音。

しかし、やはりBOSS、レンジの幅は上も下も、もう一つ。
で、改造MOD、コンデンサの定数変更で少し広げました。
低音は、C2を0.1μに容量アップ。
高音は、C4を0.0082μに容量ダウン。
この辺は好みですので・・・・。
C6も高域のカットですし、C5とR8をいじってTONEの効き方調整も可能だと思います。
この辺をいじるなら、お互いに影響し合いますので・・・組み合わせを考慮して・・・。


ご参考に・・・では。また。

2016年4月13日水曜日

BOSS DS-2 Turbo Distortion 改造・MOD

BOSS DS-2 Turbo Distortion 改造・MOD

古いDS-2を手に入れたのですが、音だししてみると、かなり酷い状態。
スカスカでレンジが狭く力の無い音。
台湾製だし、電コンはやっぱり劣化しているのでしょうがそれにしても・・・・って感じ。

中を開けてみると↓

私見ですが、何かBOSSっぽくない・・・・作りが雑なのはともかく、部品の配置や部品番号の付け方、細すぎるリード線、かと思えばジャックからの配線はシールド線使ってる・・・などなど雰囲気が違う。
抵抗類も大きさからみて1/4Wではなく、全て1/6Wではないかと・・・・
とりあえず、回路図はこちら↓

回路設計も・・・BOSSっぽくないところが随所に・・・
低域のレンジを狭めてしまう原因の1つと考えられるのが、スイッチングFETへのバイアス抵抗、このような場合、他のBOSS製品だと1MΩを使っているのに、これは全部100KΩなのでカップリングコンデンサとのハイパスフィルターで低域を1桁多く削ってしまってます。
バイパスラインでは途中にバッファ回路が1つあってQ5の前のC13とR21、これもハイパスフィルター。

たぶん、設計&製造が他の物と違うのではないかと・・・(別チームとか別会社とか)

で、まず電解コンデンサは、総入れ替えです。(一部はオーディオグレード)
そして、上に書いたFETスイッチ前後のバイアス抵抗を全て1MΩに変更。
一部の抵抗を1/4Wに取替。

定数的には、
C12を 0.22μに
C23,24を10μオーディオグレードに
ディストーションの低域が弱いので、C40を1μ無極性電コン。

また、バイパス音の改善に、途中に入ってるバッファ回路をカット。
C13,R21,R12,Q5を取り去り、ジャンパ線でバイパス。
(入力と出力にはちゃんとバッファ回路が有りますので必要ないと思います。)
(BOSSさん、コスト合理化出来ますよ。↓)



レンジも拡がり、全体的にシャキッとスッキリしました。
回路図的には↓(赤字が変更点)


ご参考に・・・では、また。

2016年4月6日水曜日

BOSS J-5 Multiple Jack を改造してループボックスにしてみた

BOSS J-5 Multiple Jack を改造してループボックスにしてみた

BOSS J-5 ジャックが5っ付いてて全部つながってるだけの箱です。
昔は気にせず使っていたのですが・・・・つないだ機器のインピーダンスが全部干渉しあってしまうので・・・
意外と変な事になったりします。

で、これを2回路のsend-returnを切り替えられるパッシブのループボックスに改造する事にしました。
中を全部ばらして、ジャックだけを全部使います。

ジャックもう一つと9Pのフットスイッチを追加です。
穴あけ↓

配線図はこれ↓(やっぱり手書き)

10KΩが1つありますが、これはセンドに繋いだ機器の入力がオープン(何もつながってない状態)にならない様にするためです。
通常グランドに直接落としても良いのですが、間違ってセンドに機器の出力をつないでしまった時に短絡状態になると、機器が壊れる(過電流)可能性があるので、抵抗を入れました。

またこの接続だと片側だけのループを使った時には、ループとバイパスの切替になります。
リターンにプラグが刺さってないとバイパスになる仕組みです。
OUT端子には常にリターン又はINPUTの何れかの信号が流れます。

配線出来上がり。

間違えないように書いておきます。



ご参考に・・・では、また。