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2018年2月9日金曜日

「ぼそっ」「ぶつ」や周期的ノイズの話し。

「ぼそっ」「ぶつ」や周期的ノイズの話し。

全てがこの話しで当てはまる訳ではありませんが、時々遭遇するので・・・

エフェクターの場合フットスイッチを踏んだ時に出る「ぶつ」というようなノイズ。
ほとんどの場合コンデンサの充放電に起因しています。
古くなるとコンデンサの劣化によって症状が出てくる場合があります。

フットスイッチを踏んだ時には何らか回路上の切替が行われる訳です。
その時にコンデンサの両端の電圧が変化する場合があります。
意外と大きいのはLEDの点灯電流。
この時にコンデンサは電位の平衡を取る為の充電または放電をします。
この充電又は放電時には短時間に電圧変化を起こすのですが、上手く行かないとこの電圧変化が音に影響してしまう場合があるのです。
特に電源関係のコンデンサが劣化すると、この電圧変化をスムーズに修正出来なくなってしまいます。
微妙な劣化の場合、電池使用で「ぼつ」となるが、アダプター使用の場合はならない、なんて事も起こります。
これはアダプター側で電圧変化を抑えてくれている場合です。
つまり内部の電源系統電解コンデンサが一番怪しいのです。

モジュレーション系のエフェクターでモジュレーション周期に同期して「ぼそ」的なノイズが出る場合。
(「さー」や「ざー」というのは回路やICそのもののノイズや音質変化に伴う物なので別です。)
この場合もモジュレーション変化に伴う電圧変化を抑えられない為に出る場合があって、結局上と同じ原因の場合があります。

電源系統の電解コンデンサは、消耗品的な物とも考えられますので、年数が経つと仕方ないのです。・・・交換しましょう。

ご参考に・・・では、また。

2016年1月27日水曜日

BEHRINGER HB01 HELLBABE ワウペダル ON/OFFノイズ解消

BEHRINGER HB01 HELLBABE ワウペダル ON/OFFノイズ解消MOD


ワウペダル HB01 ですが、個体差もあるのかもしれませんが、ペダルを踏み戻ししてエフェクトON・OFFする際に、毎回プチっとノイズが出ます。
実際のライブ演奏中にはそんなに気にならないとは思うんですが・・・・
ライン録りなんかだと結構問題だと・・・・

で、解決策を探すべく、まず回路図はこちら↓
http://cfile2.uf.tistory.com/image/202EE94F4E1D242639B600
(リンク切れしてたので、貼り付けときます。)

一瞬で切り替わるため、電位やレベルの違いによってカップリングコンデンサの突入電流などが原因ではないかと推測しているのですが・・・
ほとんどがチップ部品で、手を付けにくいので、簡単に出来そうな方法を探しました。

上の画像の右側、回路図右下、LED,LDRが乗ってる基板部分、LDRでスイッチングをしています。
LDRは光に反応する抵抗器ですが、LEDの光を黒い板で遮ることでスイッチングしてます。
このスイッチングの時に、コンデンサの充放電で、見かけ上VRを回してる様にスムーズな変化にしてみました。
コネクタの7-8間に電解コンデンサを追加です。


色々な定数を試しましたが、最終的に22μFにしました。
10μ以下だとあまり効果がありません、22~47μFの間で良いと思います。
大きくした方がノイズはちゃんと取れるのですが、一瞬音が途切れたような感じになります・・・このかげんは、お好みで・・・・


ご参考に・・・・では、また。

2015年6月10日水曜日

BOSS PH-1 を作ってみる。(自作)

BOSS PH-1 Phaserを作ってみる。(自作)

BOSSのコンパクトエフェクター初期のフェイザーPH-1作ってみました。
これは、その後レゾナンスつまみが追加されてPH-1rになったのですが、その時に基本の部分も結構変更されてます。
この2つはマイナーチェンジと言うより、回路的にはモデルチェンジだと思います。

回路図はこちら↓
また、本物のレイアウトはこちら↓

スルーバイパスにする以外は基本的にそのままです。
ただしオペアンプは廃番になってますので代替品(MC3403)を使いました。
レイアウトですが、BD-2の時にちょっと失敗したので、今回は本物のレイアウトを基本に要らない部品を削って作りました。

パターン、手書きメモです。



部品レイアウト
作りながらちょっと変更したところは薄く鉛筆書きしてますが・・・・
C1ー0,22(低域改善)

C13(0.1μ)ですが、回路図ではバイアスラインに繋がってますが、実際のパターンをたどるとグランドに落ちてます。
また、後継機種のPH−1rの回路図では、これに相当するコンデンサはグランドに落ちてますので、回路図の間違いだと判断しました。

実装した基板


ケース組みです。
ケースは最近お気に入り(安いから)のダイソーステンレスタッパーです。
裏蓋は以前の様に内側を前面アルミテープでシールドしてます。
可変抵抗VRのケースをグランドに接続してそこからケース全体をグランドに落としてます。

余談ですが・・・
こういったグランドシールドは意外と大事で、普段は普通に使えても、使う場所によって外来ノイズに悩まされる原因になります。
回路全体をグランドで覆う事で外来ノイズ(電磁波など)から守る役割をします。
以前に改造したBOSS BE-5は、プラ筐体ですが、ケースの裏全面に導電塗装をしてグランドに落とし、全体をシールドしてます。
behringerのプラ筐体は底面のみのシールドで上面はプラスチックそのままですので、外来ノイズには弱くノイズトラブルが多い原因のひとつではないかと思います。

トリムの調整ですがかなりシビアでした、ほとんどピンポイントです、揺れないか揺れて歪み出すかの隙間を狙っての調整でした。

はい、出来上がり。


全体的には素直で暖かみの有る音で良いと思います。
何か間違ってるのか?RATEを左一杯にすると10秒程度のサイクルでゆれます。右一杯は結構早いので良いとして・・・
DEPTHもおとなしいかかり具合です。・・・もう少し深くかかってくれた方が色々使い勝手が良いように思いますが。

また今度、いじって(MOD)みます。

塗装は、黄色と青のスプレーを半押しでまだらにして緑っぽく仕上げた後、正面だけ白スプレーを遠めから薄く何度かかけてます。


ご参考に・・・では、また。

2015年5月7日木曜日

BOSS LM-2B 〜復活

BOSS LM-2B ~復活

BOSSネタが多くなってますが・・・・
LM-2Bを安く手に入れました。
安い理由は、ツマミが1つ・・ちがう。

普通に使えましたが、リミッターですから基本通しっぱなしです。
古い故か、何か薄霧がかかったような音・・・
調べれば、1993年製でした。
中を開ければ、やはり小型電解コンデンサが沢山・・・当然劣化してますね。
LM-2Bは、以外と情報が少なくて回路図とかを見つけられませんでしたが、電解コンデンサ全部と入力のカップリングコンデンサ473フイルムを容量アップして104フィルムに交換しました。
電解コンデンサは一般グレードですが・・・はい、霧が晴れました。

これ、エンハンサを上げると少しざらついたノイズがちょっと混じります。
私は、これのエンハンサはまず使いませんが、回路図とかが見つかれば、・・・
推測ですが、関係してそうなC23,24,27,28,IC5辺りの質を上げてみれば変わるかも・・・・
気が向いたらやってみます。
リミッターとしては、動作が素直で音もすっきりしたし、気に入ってます。


ご参考に・・では、また。

2014年9月23日火曜日

その後のBOSS BE-5(追加MOD)

その後のBE-5

「復活~HiFi~Bassに使えるMOD」で色々改造しすぎた感のあるBOSS BE-5ですが、使っていて少々物足りない感が・・・力感が・・もっとシャキッとした音にならないものか?

↑回路図などはこちら

で、前回ちょっと気になりつつも手を出さなかった電源のリップル除去用トランジスタQ16ですが、回路図では、このQ16の後ろも9Vの電圧が出ているようになってますが、この種の回路だとQ16で約1.4V電圧降下してしまいますので、実際には8V弱の電圧しか各回路に供給されていないのです。

で、ACアダプターの質が悪いと電源ノイズには弱くなるのでですが、最近の比較的安定したアダプターなら大丈夫でしょう・・・思い切って

・Q16のE,C,B3端子をジャンパー線で短絡
・リップル低減のコンデンサC64、67を100uFから220uFに大きくする

これで、1.4Vの電圧降下がなくなり、各回路にアダプターからの電圧値が供給されました。


さらに、バックアップコンデンサが付いてないICに可能な場合はバックアップコンデンサ10uFを追加。
(バックアップコンデンサについては「エフェクターの電源を考える その2」の元気になるアイテムをご覧下さい)

基板のパターンをよく見てみると、IC5,6,14,17にはバックアップコンデンサ用と思われる配線パターンと穴がありました。印刷表示は無いので、量産直前にコスト削減などの理由でカットしたのではないでしょうか。

他にはIC16,18,26に基板表に出ているジャンパー線を利用して追加しました。


ずいぶん元気に力強くシャキッとなりました。

やっぱり電源は重要です。

それからもう一つ。
小さくて回しにくいツマミ・・大きさはどうにもならないのですが・・固定が緩すぎて本体をひっくり返しただけでも抜け落ちる時がありました。

で、ツマミ側の差し込む部分を熱収縮チューブで締め付けてみました。



しっかり固定されて不用意に抜け落ちたりしないようになりました。
めでたしめでたし。


ご参考に・・・では、また。

2014年7月22日火曜日

エフェクターの電源を考える その3

エフェクターの電源を考える その3

今回は電源を考えるのその1とその2の・・その後・・追記的内容です。

ちょっと前置き・・・
私が音を前に押し出す為に、使っているエフェクターがいくつかあります。

・Analog Delay アナログディレイ・・・・・タイムを最小にしてフィードバックを発振直前まで上げて、発振しそうになった時の高調波成分を加えます。

・HiBand Flanger ハイバンドフランジャー・・・・RATE、DEPTH、を浅く設定し、RES(レゾナンス)を大きくして、倍音成分を加えます。

・Pitch Shfter ピッチシフター・・・・三度や五度上げなどを作って(これも倍音成分)少し加えます。

で、Pitch Shfter を使った時なのですが・・・
エフェクターの電源を考えるその1で取り上げたNadine's Stereo Flangerの「ふゅん〜ふゆん〜」ノイズですが、ピッチシフター、Behringer US600 Ultra Shifter/Harmonistとの組み合わせでは、まだ結構出てしまいます。

激減したとはいえ、この組み合わせでは使えないレベルの状態です。
で、エフェクターの電源を考えるその2で作った「エフェクターが元気になるアイテム」ですが、
(↓これ)

これは単純に大きめのコンデンサ(330μF)をプラスとマイナス間に入れただけの物なので、ある程度電源ノイズの低減にも効くはず。・・で、繋いでみました。

ACアダプターから分岐ケーブルで電源供給した状態で、ノイズが出るNadine's Stereo Flangerにつないだ場合。


同じく、Nadine's Stereo Flangerと相性が悪いBehringer US600につないだ場合。


どちらも大幅にノイズが低減し、特にBheringer US600に繋いだ場合は、他のノイズ(ホワイトノイズ)に紛れてしまうレベルまで下がりました。

影響を受ける側より、発生側(影響を及ぼす側)につけた方が良いようです。
ACアダプターと分岐ケーブルの間や、他に繋いでいる歪み系やコンプレッサーにつないだ場合は効果ありませんでした。
結局、発生源に付けるのが一番良いようです。

コンデンサで低減出来るということは、デジタル系エフェクターが電源的乱れを発生しているのでしょう。

分岐電源でノイズにお困りでしたら、参考にしてください。


電源は不思議。・・・では・・・また。

2014年6月24日火曜日

エフェクターの電源を考える その1

エフェクターの電源を考える その1

かなり古いエフェクターですが「Nadine's Stereo Flanger」です。
これは以前に(たしか80年代)所有していて気に入っていたのですが、故障して捨ててしまったのです。
が、つい最近中古で見つけて即衝動買い、980えん!!

音はやっぱり良い。

電源を考える その1

私は珠々つなぎで一台のアダプターからエフェクターの電源を取っているのですが、この Nadine's Stereo Flanger をデジタル系のリバーブなどと一緒に繋いだら「ふゅん~ふゅん~」と変なノイズがかなり大きく出ました。
デジタル系とアナログ系とを電源的に混在させるとこういったノイズが出るとは聞いていましたが、始めて遭遇しました。

で、ちょっと考えてみたのです。他のフランジャーやフェイザーは混在させてもノイズは出ないのにこの、ネイディーンズのフランジャーだけ・・・
ならばきっとこのフランジャーに主な原因が有る?、しかしこれが発売された当時はたぶんデジタル系のコンパクトエフェクターなんてほとんど無かっただろうし、こいつが悪い訳ではないが・・・・

いずれにせよ、電源関係の問題なのでしょうから、確認です。

開けてみました。
基板上はすごい密度です。回路を細かく取るのはあきらめます。
DCジャックから辿って行くと、まずグランドラインの取り方が怪しい。

スイッチ代わりの入力ジャックに入った後、ぐるっとアルミ筐体を伝わって出力ジャックのグランドへ、そこからMANUALポットの1番~COLOR ポットの1番~最後に基板。



(↑ちょっと見にくいですが、S字になってる黒い配線がポットから基板へ繋いでいるグランド配線)

基板の回路が一番最後なのは、あまり良くない気がしたので、入力ジャックから取り直しました。(ループにはならない事を確認)



(↑これで、基板が電源に近くなりました。)

基板上ですが、デカップリングの電解コンデンサを探すと、空間系で定番のIC、MN3101のすぐ近くに有りました、が、47μF10V・・・ちょっと小さいんじゃない?・・耐圧もギリギリ!!←いや、電圧変動やリップル分を考えるとアウト!!


(↑右から2番目の電解コンデンサ)

基板上スペースの問題なのか?・・・
ですが、ICのすぐ近くに持っていっているのは、配慮したレイアウトだと思います。(バックアップコンデンサ的レイアウト)

しかし、古さと耐圧を考えれば、劣化による容量抜けも有るかもしれませんし、手元に有った220μF16Vに交換してみました。



(↑撮ってる向きが違いますが、右から2番目です。)

グランドラインの取り方とデカップリングコンデンサの容量アップ。
なんとこの2点の変更で「ふゅん~ふゅん~」ノイズは激減しました。
(気のせいか、音も元気になったような・・・ICのバックアップコンデンサとしての効果かな。)

電源はやっぱり大事。今日はここまで。・・・つづく・・・(たぶん)