2015年4月30日木曜日

クリーン&ドライブブースターの製作 その2

クリーン&ドライブブースターの製作 その2(自作MOD) 

前回、デジットのキットをベースに製作したクリーン&ドライブブースターですが、ケースに入れました。
中身的な変更は有りません。
あっ、LEDは付けましたよ。

使ったケースは、予算の都合で・・・ダイソーで買ったこれ。↓
(108円也)

ふた付きのステンレスタッパーです。

はい、出来ました。↓
こんな感じです。

ステンレスとは言え、厚みがあまりないので加工は楽でした。
が、本気でフットスイッチを踏むとちょっと変形するかも・・・・・

底は(本来はフタ)ポリエチレンですので、内側全体にアルミテープを貼ってシールドしました。


塗装は、白ベースに周囲を青スプレーでタッチを入れてます。

108円にしては、なんとかそれっぽくなったように思いますが・・・いかがです?


ご参考に(なればよいが?)・・では、また。

2015年4月26日日曜日

クリーン&ドライブブースターの製作(自作MOD)

クリーン&ドライブブースターの製作(自作MOD) 

2015年4月20日投稿の、そのまんまRATだったキットに気を良くして、もう一つ別のキットを買ったのですが・・・・
買ったのは、デジット・ギタープリアンプキット↓

ゲインも変えられるように書いてあったので、クリーンブースターが出来るのかなと思ったのです。
家に帰って、回路図を見ると・・・いや、確かに増幅するし・・でもなんかエフェクターっぽくない・・・
よくよく見ればギターアンプを作る為のプリアンプ部分のようで・・・やっぱり違った。

でも、せっかく買ったし少し改造(キットだけど)して、クリーンブースターに出来ないかと、回路と基板を眺めて・・・・ついでにドライブ感も足してドライブブースター(DOD250見たいな)にもなるようにしようと欲がでまして・・・・
結局、切替出来る「クリーン&ドライブブースター」に変身させました。
(赤字のところが変更&追加です。×印は不要部品です)

ドライブの方は、良く有るオーバードライブ的な物では無く、もっと控えめにドライブ感が加わるような物を目指しました。
ブースト500KVRの12時までくらいが狙っていた所です。

クリーンの時にはわざわざ最終のボリュームが効かないようにしてますが、お好みで・・・

追加したクリッピングダイオードは、いくつか試して整流用の1N4007を選びました。
(Mad Professorがたまに使っているようです。)
迷ったのは、ゲルマニュウムの1N60です、ゲインが下がりますがレトロっぽい味がありました。
これもお好みで・・・・

ICも、キットに付いていた072でも良いでしょうが線が細いと言うかパワー感が今ひとつでした、セレクトしたのはJRCの4560DDです。これは4558より出力と周波数レンジが強化されたものです。

(試作用プラケースに仮組み)

別にキットを買わなくての良かったような・・・・いや、基板が有るだけでもずいぶん楽でした。

ケースを買いにいかねば・・・


ご参考に・・・では、また。

2015年4月24日金曜日

Arion SCH-Z 低音強調の改善

Arion SCH-Z 低音強調の改善。

先日簡単な音量差の改善をした「Arion SCH-Z」コーラスです。
(2015年4月19日の投稿)

もう一つよく言われている低音が大きくなってブーミーになる点ですが、好みの問題なので短所とはいえないし、SCH-Zの特徴でも有るのですが、ブーミーさを押さえる簡単な改造をご紹介します。

回路図はこちら↓(可燃ごみ箱さん )

エフェクト音のどこかで、CRハイパスフィルターになっている所を探しました。
IC,CD3207を信号が出るところ、C14とR19でハイパスフィルターの形になってます。
で、簡単にできる方法を選んで、R19の基板裏に同じ定数の1MΩを並列に付けて、計算上500KΩにしました。
これにより低域が今までより余分に削られる事になります。
(参照→大川電子設計さん http://sim.okawa-denshi.jp/Fkeisan.htm )

ずいぶん変わりました。

どの程度削るかは、付ける定数によって変わりますが、あまり大きく変えると思わぬ副作用が有るかもしれませんので・・・・ご注意下さい。

でも、いつでも簡単に戻せますから・・・・


ご参考に・・・では、また。

2015年4月20日月曜日

ProCo RATそのまんまでした・デジットのキット

ProCo RATそのまんまでした・デジットのキット

先日大阪日本橋のデジットへ行った時、エフェクターキットにCANタイプのオペアンプが付いているのを見て、つい買ってしまいました。

これ↓ディストーション
(LM308AH)

ただし、基板だけのキットですので、ポットやジャック、ケースなどは付いてません。

回路図を見ると・・・・RAT・・・でした。
まぁ、RATにも時代によって色々なバージョンがあるようですが・・・・どうみてもRATです。

私はRATを手にしたことも無いので・・・とりあえずそのまま作ってみました。
ただし、抵抗が全部小型カーボンだったので手持ちで定数が有る物だけは金属皮膜に変えました。
実装した基板

ケースに入れました。

シールを貼りました。(ゆがみました。)

レンジも広いし、かなり強烈にディストーションです、サスティーンも伸びます、なかなか使えると思います。

ケースは,TAKACHIのTS-1Sという小型で傾斜の付いた物を使いました。(RATっぽく?)
ゴム足も付属してました。
下のベースは最初から黒に塗装されてますので、塗装は上だけです。
白の全面塗装の上から、黒スプレーで周囲にタッチを入れてます。

宣伝のつもりは無いんですけど・・・

ご参考に・・・では、また。

2015年4月19日日曜日

Arion SCH-Z 音量差の改善

Arion SCH-Z 音量差の改善。

安いのに評価がそこそこ良い「Arion SCH-Z」コーラスです。
ただ、バイパス時とエフェクト時の音量差が大きくて使いにくいとの短所も・・・・・
確かに大きくなりますね。

副作用も有るのですが、簡単にある程度改善できましたので、ご紹介します。

まず、回路図はこちら↓(可燃ごみ箱さん )

エフェクトをONにすると原音にエフェクト音が足されるような回路になっています。
当然、音量が上がります。
本当は、OUT2のような切り替えをFETスイッチでやって、出力段のオペアンプの増幅率で調整すれば良いのでしょうが・・・・
結構大変な改造になってしまいます。

で、副作用覚悟で簡単に・・・・・
エフェクト音の最終段オペアンプのR26を短絡して増幅率を下げました。
(中央のR26)

これは、エフェクト成分が少なくなるので音量的な変化も少なくなります。
が、エフェクトのかかり具合はおとなしくなります。(←副作用)
基板裏でジャンパー線1つですのでいつでも戻せます。
(下手な半田ですみません・・・)

私は、元々の音が少し「効果がキツイ」と思っていたのでこのくらいでちょうど良いかな?・・・・


ご参考に・・・では、また。

2015年4月15日水曜日

BOSS OD-1 を作ってみる。その2(自作MOD)

BOSS OD-1 を作ってみる。その2(自作MOD)

前回作ったOD-1ですが、ケースに入れました。

真ん中にスイッチが付いてます・・・

前回レンジを広げる為に少し変更を加えましたが、ついでにオリジナルに近い物とレンジを広げた物を切り替えられるようにしました。

低域が削れたオリジナルのレトロっぽい音と、低域がプラスされたモダン?っぽい音です。

変更はピンクのマーカー部分。



ご参考に・・・では、また。

2015年4月7日火曜日

BOSS OD-1を作ってみる。(自作)

BOSS OD-1を作ってみる。 (自作エフェクター)

ふと、歪み系の元祖的存在を意識してしまいました。
BOSSのOD-1、今は廃番になってますし、中古でもかなりのプレミアものらしいので。
どんな感じの物なのかと・・・・・それらしい物を作ってみました。

初期型のクアッドOPアンプタイプです。
回路図、レイアウトは、こちら↓(homemadefxさん、沢山他にも載ってます)

今回は、「どんな物なのか?」がテーマですので、ここの↓写真を参考にさせて頂きました。
いくつかの内部写真があります。
ここのクアッドOPアンプタイプの基板写真に乗っているダイオード(黄色線の物)品番などは忘れてしまいましたが、私が80年代に電子回路設計を仕事にしていた頃、某大手電気メーカーが標準品に指定していた物だと思います。
手元にその頃の物がまだ有ったのでダイオードはこれを使いました。
ICは廃番になっているそうなので、他の物をいくつか試してみます。
また、コンデンサや抵抗も手持ちの一般品を使います。
(BOSSも量産メーカーですから、コストと入手性を当然考えます。出来るだけ特殊な物は使わない。)
(部品実装した基板)
(試作用プラケースに仮組みしました。)

OPアンプを変えるだけでずいぶんと音が変わります。
3種類順番に試しました。

MC3403 歪みは細かめでゲインも少なめ、周波数レンジも狭く全体的におとなしい感じです。

uPC451  粒の粗い歪み、ゲインが少し上がり、レンジも少しだけ広がって元気な音になった 感じです。

TL074  かなりまろやかな歪みになり、ゲインはMC3403と大差ない、レンジはさらに少し広くなって無難な音。

結構違うので、結局「どんな物なのか?」と言っても「さぁ~?」って感じです。
が、全体的に言えるのはやはりレンジが狭い(特に低域)しゲインも稼げない。
でも、なんか味が有って確かに昔聞いたエレキギターの音がするように感じます。

やっぱり原点っぽい!

私は、uPC451でしばらく使ってみます。

(まだプラケース!!)

ちゃんとケースを買いに行かねば・・・・・

が、単体で使うならともかく、低域の削れ方はかなりな物で今の音楽再生環境を考えると「ちょっと使いにくい」と思えます。
歪み回路直前のカップリングコンデンサC3(0.047uF)とバイアス抵抗R4(10KΩ)の組み合わせでハイパスフィルターになっている部分ですが、ここでかなり低域がカットされてますので、ここを変えてみました。
確認はしてないのですが抵抗を変更するとOPアンプへのバイアス電流が問題になりそうに思うので、コンデンサC3の定数アップで対応しました。(1uF電解コンデンサ、opampの1番側が+)


ご参考に・・・・ではまた。