2016年3月22日火曜日

Fulltone OCD を作ってみる

Fulltone OCD を作ってみる


すっかりストリップボードでの製作が気に入ってしまったので、また作ってしまいました。
Fulltone OCD。

参考にした回路図はこちら↓(バージョン違いも色々分かる)

レイアウトはこちらのV2↓

今回はこのレイアウトそのまま作りました。(こうやって人間は無精になっていくのだろうな。)

まず、ストリップボードの加工。

実装基板はこんな感じ。↓
右端のカップリングの電コンをタンタル3.3μに変更しました。

ケース組み。(やっぱりダイソーのホーロータッパ)


問題なくハイ、出来上がり。
なんだか、良質でいかにもなブースターって感じで良いできです。

ご参考に・・・では、また。


ついでに・・・・最近作った色白トリオ・・・

2016年3月21日月曜日

BOSS PSM-5 音痩せ改善、MOD

BOSS PSM-5 音痩せ改善、MOD

BOSS PSM-5 Power Supply & Master Switch ですが、これ通常の使い方以外に単なるAB Box としても使えます。
GuiterとReturnが入力、AMPが出力、またGuiterが入力、AMPとSendが出力として使うと、同じBOSSのAB-2みたいに使える訳です。
1つあると便利ですよ。

しかし、やはりBOSSなのでこれもやっぱり音痩せします。
通常の使い方だと4回もこの中のバッファを通りますので・・・・
で、いつもの音痩せ対策をしました。

回路図などはこちら↓

元の状態↓

電コンも小型タイプでけっして音質に配慮しているとは思えない。
中身は空いてますね。基本バッファとFETスイッチですから・・・
今回手元に有るやたら寸法的に大きいフィルムコンデンサを使う事にしました。(大きすぎて使い道があまりない)
改善点は
C3,C5,C19,C15を0.47フィルムコンデンサ(これが大きいやつ)
C8,C14を同容量オーディオグレード
C1,C20を10μオーディオグレード
C4,C18(セラミック470P)を取り去る
電源周り
C2を470μ
C6は同容量で取替

部品を取った状態↓

出来上がり、音痩せ解消。
ICが見えなくなりました。↓

ICはNJM4558ですが、DDクラスのローノイズ選定品なので取りあえずそのままにしましたが、これも4580とか5532に変えた方がもう一段よくなるとは思います。


ご参考に・・・では、また。

2016年3月19日土曜日

Behringer DI20 ULTRA-DI のノイズ改善

Behringer DI20 ULTRA-DI のノイズ改善


以前から持っていて一時使っていた、2chアクティブDI Behriger DI20 ですが、電池駆動の時に、電源表示LEDが点滅するのです。
ファンタム電源時には点灯しっぱなしなんですけど・・・・今電池だよ~~~と言うメーカーさんのご配慮だとは思うのですが・・・・
このLEDが点滅するのと同期して小さく「プチッ」とノイズが入ります。
よって、電池では使えない状態・・・・(余計な配慮)

ひょんな事で回路図を見つけたので、改善出来ないかと・・・・・

回路図はこちら↓


LEDが点滅するときに起こる電圧変化などが原因だと思うので点滅しないようにしようと・・・・
回路図を眺めて・・・・C22(真ん中下の方)を取ってしまいましょう。
この100μFの充放電でLEDを点滅させているようです。

分解して。


確認して。

取りました。

点滅しなくなってノイズも無くなりました。
完了。


ご参考に・・では、また。

2016年3月17日木曜日

behringer VT911 再び。真空管交換&改造、MOD

behringer VT911 再び。真空管交換&改造、MOD

以前に(2015年5月26日投稿)電源などを改造した behringer VT911 Vintage Tube Overdrive ですが、真空管を交換してみました。
真空管2種類入手。
SOVTEKの12AX7WBとJJのECC803S、共によく知られたものだと思います。

どちらに交換しても、元々付いていたBugeraの真空管の情けなさが露見する結果となりました。
全く質が違う!!!・・・何なんだこれは・・・・で交換決定です。

2本で比べてみると、JJの方が無難に良い感じでパワー感もあります。
が、SOVTEKの方が綺麗なドライブ感、歪みを感じます。
で、SOVTEK12AX7WBにしたいのですが、これにすると音量が出ません。GAINと言うより単に音量が小さくなります。
う~ん。
この音で音量だけを稼ぎたい。後ろにクリーンブースターをつなぎたい感じです。
で、改造MODです。
以前の改造後の回路図がこちら↓

LEVELポットの後に出力バッファのオペアンプが1つあります。
って事で、このバッファ用オペアンプで単純に信号増幅してしまう事にしました。
大雑把な見当で20倍くらいの増幅にします。
負帰還に抵抗を入れて抵抗でバイアスに落として・・・・

が、相手は表面実装・・・・やりにくい・・頑張って慎重にトライしました。

まず、2番端子だけを基板から浮かします。
半田吸いとり線で吸い取った後、少しコテを当てながら浮かしました。

予備線をこの浮かした2番端子に半田付け。

まず予備線だけホットガンで固定しておきます。
予備線とC2の+端子(オペアンプの1番端子につながっている)間に100KΩ、予備線と100KΩとの間からC8のバイアスライン側に4.7KΩ。
これで21倍くらいの増幅になります。(100÷4.7)
(ちなみにC2とかの電コンが基板からはみ出して付けてあるのは、元々付いていた電コンよりこのFGシリーズの電コンの方がリード線が太く基板の穴に入りにくかったのです。)

最後はみんなホットガンで固定します。
回路図的には↓(右下が今回の改造)

思った以上にパワーが出ました。DRIVE目盛り1以下でのクリーン~クランチ辺りも十分使える音量が出ますし。
全体としてきめの細かい素直なドライブ感&歪み、なおかつ低音までしっかり出たパワー。
さらに良い感じになりました。


ご参考に・・・では、また。

2016年3月15日火曜日

HOTCAKE を焼いて・・いや・作ってみる

HOTCAKE を焼いて・・いや・作ってみる

ストリップボードでの製作が甚く気に入ったので、また作ってしまいました。
HOTCAKE

参考にしたのはこれ↓

ただし、TL071が手元に無かったのでTL072(071の2回路入)で作れるようにレイアウトはちょっと変更しました。
またまた、手書き↓(×がカット)

今回パターンのカットはドリルを使いました。↓

実装基板↓


回路的に面白いと思ったのは電源のリップル取りにコンデンサでは無くツェナーダイオードで8.2Vにしているところ。・・・ふ~ん。

難なく作れたのですが、・・・・これかなり癖があって・・・パッシブギターを直接つなぐと発振しやすい・・・しかもギターのボリューム位置が半分くらいの所で発振・・・・・?????
バッファやプリアンプを通すと発振しない。
う~ん・・・入力側のインピーダンスに影響されるようです。
市販の実機はどうなのか分かりませんが・・・・

とにかく出来上がり。
軽くかけると素敵です。目一杯かけると白いボディーに似合わず強烈ですね。


ご参考に・・・では、また。