2018年5月4日金曜日

BOSS DS-2の話し(ダイオード)

BOSS DS-2の話し(ダイオード)

DS-2って正直そんなに評価されてるのが不思議に思っていました。
カートコバーンが使っていたから・・とか。

フリマやオークションで、日本製のDS-2がやたら高価で取引されていて・・・なぜ?と思っていたのです。
そんなに違うのかな〜DS-1は、IC変更されてて回路的にも違うのですが、DS-2はそんな変更はないみたいだし・・・と思っていたら・・・・ところがどっこい・・肝心な所が(勝手に?)変更されていました。

みんな知ってたんですね・・・気が付かなかった!

DS-2は前にかなり大幅な改造MODをしましたが・・その時に見落としてました。

先日、台湾製なのですが、程度の良いDS-2を手に入れまして、音だししてみると・・・
あれ〜DS-2ってこんなに良かったっけ??・・・
ゲインも稼げるし、芯がしっかりしてて存在感があり前に出る音になってる。

開けてみると、ゲルマニュウムダイオードが付いてました。
・・・・えっ、ゲルマなんて付いてたっけ???・・・・


回路図を確認すると、D14と15が1SS-188FMとなってます。

データシートが見つけられなかったのですが、やっぱりゲルマニュウムダイオードのようです。
前回MODした時の基盤にはちょっと他と違うダイオードが付いていたので、おかしいとは思わなかったのです。(もちろんゲルマニュウムダイオードではない)

今回手に入れたDS-2は、1990年製。ちょうど日本製から台湾製への移行期、台湾製の初期だと思います。
電解コンデンサも、jamiconと松下製が混在してます。(まさしく移行期)

他に持っているもので、1994年製のものはこのダイオードが違う物になっていて、推測ですが、ゲルマから置き換えるとすればショットキーバリアダイオードではないかと思います。

前にMODした1997年製これも変わってます、ショットキーバリアダイオード?

そして、2009年製の物、定かではありませんが、見た目いかにもシリコンダイオードじゃないのか???と思える物が付いてました。


そりゃ音が変わりますわ。
ゲルマニュウムダイオードの個体が音が良いので高値取引されているって事ですね。

元々ゲルマニュウムダイオードで回路設計して評価を得た物をダイオードなら何でもいいみたいにコロコロ変更して、同じDS-2として販売し続けるのは・・・・・

型番を変えるとか、別物だとユーザーにハッキリ判るようにして欲しいものです。

ご参考に・・・では、また。

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