エフェクターの修理(ダイオード短絡)
エフェクターの修理でたまにあるケースなので、紹介しておきます。
症状としては、電源が点かない、全く反応無し、音も出ない、等で
スルーバイパスの場合は、バイパス音のみ出る状態です。
つまり、回路的には全く働いていない状態。
アダプターや電池を繋がずに入力ジャックにプラグを刺して、普通なら電源が入る状態にします。
ここで、電池スナップの両端子間をテスターの抵抗レンジで計ります。
で、抵抗値がゼロならこのケースの可能性が高い。
つまり電源ラインのプラスとマイナスが短絡ショートしてしまってる状態です。
当然回路には電圧供給されませんので、全く動作せずとなります。
もし電池を繋いでいたら、電池が異常に発熱します。
アダプターなら、異常発熱〜壊れる事になると思います。
で、私が数回遭遇したケースでは、みんな電源部の逆極性保護用ダイオードが短絡ショートしてました。
この例に挙げた回路図のD1にあたる物です。
このダイオードは、極性が反対のアダプターをつないでしまった時に回路を保護する役目の物です。
逆極性を繋いでしまった時、このダイオードにはかなり大きな電流が流れてしまいます。
つまり、このダイオードで逆電圧をブロックして後の回路を守るのです。
短時間でアダプターを外したら大丈夫な場合もあるでしょうが、過負荷電流でダイオード自身が発熱し壊れてしまってショートするのだと考えられます。
で、修理としてはこのたぐいのダイオードを見つけて取り外すと元通り普通に使える様になります。
もちろん、同等なダイオードに交換するべきです。
そうしないと、今度逆極性のアダプターを繋いでしまったら、回路の殆どが壊れますので・・・
ご参考に・・・では、また。
2018年8月11日土曜日
2018年4月12日木曜日
電池で使えるのに、電源アダプターはAC-AC交流タイプ?
電池で使えるのに、電源アダプターはAC-AC交流タイプ?
デジテックのマルチエフェクターRP100やって来ました。
これ、今となっては古いマルチですが、あの「Whammy」が入ってます。
しかも15モードも色々と・・・ペダルか無いのに・・・・???
なんと一般的なボリュームペダルのアウトプット側だけをこのRP100のコントロールジャックににつなぐとそれで「わ〜み〜」が使えます。・・・びっくり!
中身はこんなの↓
電池ボックスが基板に直付け!
筐体はプラかな?・・・実はアルミダイキャスト
「わ〜み〜」は置いといて、これ電源は単三電池6本つまりDC9Vなのですが、別売アダプターはAC9V出力なのです。
何故に交流?電池は直流なのに、普通のエフェクター用アダプター(DC9V)で良いんじゃないの?
本当にアダプターの場合はACが必要なのか?・・そんな事は無いでしょ?
で、ばらして電源部分の回路を確かめてみました。
結論から言うとDC9Vアダプターでも一応使えます。
ただし内部回路の都合でセンタープラスでないとダメです。(エフェクター用とは極性が逆)
また、電源ジャックの寸法も違うので変換プラグなども必要です。
(エフェクター用は2.1mm、これは2.5mm。)
出来ればDC12Vアダプターが良いと思います。
電流容量は500mA位あれば大丈夫みたいです。
(自己責任でお願いします。)
結局、中で交流9Vを半波整流して直流9Vにしてから回路に送ってます。
ですから電池の場合は整流回路の後に繋いである形です。
細かい事はバサッと省略した回路図です。
9V、5V、3.5Vをレギュレーターで作ってます。
図のダイオードのすぐ後ろが+11V出てますので、AC9Vの代わりにダイオード側を+にして12Vの直流を繋いでやるとほぼ同じ値になります。
整流回路をバイパスして電源ジャックに直結しても良いでしょうが・・・改造です。
勘違いしてほしくないのは、交流入力の全ての物がこのようになっている訳ではありません。
交流入力にする理由がちゃんとある物が殆どだと考えるべきです。
BOSSのハーフラックPROシリーズは、AC12Vを内部回路で±15V電源作ってます。
電池でも使える物でも、整流回路によってはダメな場合もあり得ますし・・・
(自己責任で)ご参考に・・・では、また。
デジテックのマルチエフェクターRP100やって来ました。
しかも15モードも色々と・・・ペダルか無いのに・・・・???
なんと一般的なボリュームペダルのアウトプット側だけをこのRP100のコントロールジャックににつなぐとそれで「わ〜み〜」が使えます。・・・びっくり!
中身はこんなの↓
電池ボックスが基板に直付け!
筐体はプラかな?・・・実はアルミダイキャスト
「わ〜み〜」は置いといて、これ電源は単三電池6本つまりDC9Vなのですが、別売アダプターはAC9V出力なのです。
何故に交流?電池は直流なのに、普通のエフェクター用アダプター(DC9V)で良いんじゃないの?
本当にアダプターの場合はACが必要なのか?・・そんな事は無いでしょ?
で、ばらして電源部分の回路を確かめてみました。
結論から言うとDC9Vアダプターでも一応使えます。
ただし内部回路の都合でセンタープラスでないとダメです。(エフェクター用とは極性が逆)
また、電源ジャックの寸法も違うので変換プラグなども必要です。
(エフェクター用は2.1mm、これは2.5mm。)
出来ればDC12Vアダプターが良いと思います。
電流容量は500mA位あれば大丈夫みたいです。
(自己責任でお願いします。)
結局、中で交流9Vを半波整流して直流9Vにしてから回路に送ってます。
ですから電池の場合は整流回路の後に繋いである形です。
細かい事はバサッと省略した回路図です。
9V、5V、3.5Vをレギュレーターで作ってます。
図のダイオードのすぐ後ろが+11V出てますので、AC9Vの代わりにダイオード側を+にして12Vの直流を繋いでやるとほぼ同じ値になります。
整流回路をバイパスして電源ジャックに直結しても良いでしょうが・・・改造です。
勘違いしてほしくないのは、交流入力の全ての物がこのようになっている訳ではありません。
交流入力にする理由がちゃんとある物が殆どだと考えるべきです。
BOSSのハーフラックPROシリーズは、AC12Vを内部回路で±15V電源作ってます。
電池でも使える物でも、整流回路によってはダメな場合もあり得ますし・・・
(自己責任で)ご参考に・・・では、また。
2018年3月21日水曜日
EH/ KNOCKOUT ATTACK EQUALIZERを作ってみた。
EH/ KNOCKOUT ATTACK EQUALIZERを作ってみた。
ストリップボードでのレイアウト探しに時々見に行く↓
http://tagboardeffects.blogspot.com
ちょっと興味を引く物が在ったのです↓
http://tagboardeffects.blogspot.jp/2017/04/electro-harmonix-knockout-attack.html
エレハモのKNOCKOUT。
レイアウトを見てて、7660sってIC、これなんだろう?、と調べてみたら、倍電圧又はマイナス電圧を作るICで、ここでは、9V電源で−9Vを作って、±9Vで回路駆動させています。
(データシートはLMC7660で検索してみて下さい。)
で、作って見ました。(このサイトの2つ目のレイアウトです)
基板準備
抵抗類を付けたところ
基板出来た。
イコライザーなので電源周り以外の電コンはオーディオグレードです。
組み込み
出来た。
このATTACK EQUALIZZER効果がすごい!
効き過ぎる。
LOWもHIGHも「これでもか〜」って効き具合です。
そしてこれを通すと、どういじっても音が前に飛び出ます。控えめに使わないと周りに迷惑かけますって感じ。
「KNOKCKOUT」看板に偽りなし!
一回り口径の大きいスピーカーで鳴らしてるような音になります。
この辺が18V(±9V)駆動の実力なんでしょうか。
補足、音響的に注意点、この回路は位相が反転してしまいます。
MIX時に問題が出るかもしれません。
ご参考に・・・では、また。
ストリップボードでのレイアウト探しに時々見に行く↓
http://tagboardeffects.blogspot.com
ちょっと興味を引く物が在ったのです↓
http://tagboardeffects.blogspot.jp/2017/04/electro-harmonix-knockout-attack.html
エレハモのKNOCKOUT。
レイアウトを見てて、7660sってIC、これなんだろう?、と調べてみたら、倍電圧又はマイナス電圧を作るICで、ここでは、9V電源で−9Vを作って、±9Vで回路駆動させています。
(データシートはLMC7660で検索してみて下さい。)
で、作って見ました。(このサイトの2つ目のレイアウトです)
基板準備
抵抗類を付けたところ
基板出来た。
イコライザーなので電源周り以外の電コンはオーディオグレードです。
組み込み
出来た。
このATTACK EQUALIZZER効果がすごい!
効き過ぎる。
LOWもHIGHも「これでもか〜」って効き具合です。
そしてこれを通すと、どういじっても音が前に飛び出ます。控えめに使わないと周りに迷惑かけますって感じ。
「KNOKCKOUT」看板に偽りなし!
一回り口径の大きいスピーカーで鳴らしてるような音になります。
この辺が18V(±9V)駆動の実力なんでしょうか。
補足、音響的に注意点、この回路は位相が反転してしまいます。
MIX時に問題が出るかもしれません。
ご参考に・・・では、また。
2018年2月9日金曜日
「ぼそっ」「ぶつ」や周期的ノイズの話し。
「ぼそっ」「ぶつ」や周期的ノイズの話し。
全てがこの話しで当てはまる訳ではありませんが、時々遭遇するので・・・
エフェクターの場合フットスイッチを踏んだ時に出る「ぶつ」というようなノイズ。
ほとんどの場合コンデンサの充放電に起因しています。
古くなるとコンデンサの劣化によって症状が出てくる場合があります。
フットスイッチを踏んだ時には何らか回路上の切替が行われる訳です。
その時にコンデンサの両端の電圧が変化する場合があります。
意外と大きいのはLEDの点灯電流。
この時にコンデンサは電位の平衡を取る為の充電または放電をします。
この充電又は放電時には短時間に電圧変化を起こすのですが、上手く行かないとこの電圧変化が音に影響してしまう場合があるのです。
特に電源関係のコンデンサが劣化すると、この電圧変化をスムーズに修正出来なくなってしまいます。
微妙な劣化の場合、電池使用で「ぼつ」となるが、アダプター使用の場合はならない、なんて事も起こります。
これはアダプター側で電圧変化を抑えてくれている場合です。
つまり内部の電源系統電解コンデンサが一番怪しいのです。
モジュレーション系のエフェクターでモジュレーション周期に同期して「ぼそ」的なノイズが出る場合。
(「さー」や「ざー」というのは回路やICそのもののノイズや音質変化に伴う物なので別です。)
この場合もモジュレーション変化に伴う電圧変化を抑えられない為に出る場合があって、結局上と同じ原因の場合があります。
電源系統の電解コンデンサは、消耗品的な物とも考えられますので、年数が経つと仕方ないのです。・・・交換しましょう。
ご参考に・・・では、また。
全てがこの話しで当てはまる訳ではありませんが、時々遭遇するので・・・
エフェクターの場合フットスイッチを踏んだ時に出る「ぶつ」というようなノイズ。
ほとんどの場合コンデンサの充放電に起因しています。
古くなるとコンデンサの劣化によって症状が出てくる場合があります。
フットスイッチを踏んだ時には何らか回路上の切替が行われる訳です。
その時にコンデンサの両端の電圧が変化する場合があります。
意外と大きいのはLEDの点灯電流。
この時にコンデンサは電位の平衡を取る為の充電または放電をします。
この充電又は放電時には短時間に電圧変化を起こすのですが、上手く行かないとこの電圧変化が音に影響してしまう場合があるのです。
特に電源関係のコンデンサが劣化すると、この電圧変化をスムーズに修正出来なくなってしまいます。
微妙な劣化の場合、電池使用で「ぼつ」となるが、アダプター使用の場合はならない、なんて事も起こります。
これはアダプター側で電圧変化を抑えてくれている場合です。
つまり内部の電源系統電解コンデンサが一番怪しいのです。
モジュレーション系のエフェクターでモジュレーション周期に同期して「ぼそ」的なノイズが出る場合。
(「さー」や「ざー」というのは回路やICそのもののノイズや音質変化に伴う物なので別です。)
この場合もモジュレーション変化に伴う電圧変化を抑えられない為に出る場合があって、結局上と同じ原因の場合があります。
電源系統の電解コンデンサは、消耗品的な物とも考えられますので、年数が経つと仕方ないのです。・・・交換しましょう。
ご参考に・・・では、また。
2018年1月3日水曜日
BOSS OS-2 ちょっと気が付いた事
BOSS OS-2 ちょっと気が付いた事
OS-2って正確な回路図が意外と見つからないのです。
ICの型番が記入してない物ばかり・・・・
ちょっと気になって実機を確認してみました。
BOSSっぽくないIC・・・
NECのC1458とJRCのNJM14558Lでした。
両方とも2回路入オペアンプで1458は各社から出ている物で、4558よりも世代的には古く、JRCのデータシートによると、741系を2回路入にしたもののようです。
OS-2ではODとDSのドライブ部分に1458の1回路ずつを使っています。
両方に741を使ってるような感じでしょうか?
BOSSお得意のM5218や4558系ではないのです。
741といえばMXRのDistortion+やDOD250に使われています。
独特の歪み方の癖があるのでしょうね。
もう一つの14558Lなんですけど、これがちょっと注意!
TONE回路に使われているのですが、低電圧動作が可能な汎用品です。
なぜこれなのかはちょっと解りませんが、えっと思ったのは、動作電圧上限が±7Vつまり電源電圧としては14Vが限界なのです。
定格電圧は9Vですけど、余裕が少ない。
先日投稿したACAアダプター関連のはなしのように、トランス式アダプターをつないでしまったら、かなり厳しい事になりますし、わざと18Vでドライブさせてみたりしたら、壊れます。
OS-2は特にアダプター電圧に注意しましょう。
ご参考に・・・では、また。
OS-2って正確な回路図が意外と見つからないのです。
ICの型番が記入してない物ばかり・・・・
ちょっと気になって実機を確認してみました。
BOSSっぽくないIC・・・
NECのC1458とJRCのNJM14558Lでした。
両方とも2回路入オペアンプで1458は各社から出ている物で、4558よりも世代的には古く、JRCのデータシートによると、741系を2回路入にしたもののようです。
OS-2ではODとDSのドライブ部分に1458の1回路ずつを使っています。
両方に741を使ってるような感じでしょうか?
BOSSお得意のM5218や4558系ではないのです。
741といえばMXRのDistortion+やDOD250に使われています。
独特の歪み方の癖があるのでしょうね。
もう一つの14558Lなんですけど、これがちょっと注意!
TONE回路に使われているのですが、低電圧動作が可能な汎用品です。
なぜこれなのかはちょっと解りませんが、えっと思ったのは、動作電圧上限が±7Vつまり電源電圧としては14Vが限界なのです。
定格電圧は9Vですけど、余裕が少ない。
先日投稿したACAアダプター関連のはなしのように、トランス式アダプターをつないでしまったら、かなり厳しい事になりますし、わざと18Vでドライブさせてみたりしたら、壊れます。
OS-2は特にアダプター電圧に注意しましょう。
ご参考に・・・では、また。
2017年12月21日木曜日
BOSS ACAアダプターの話し
BOSS ACAアダプターの話し
古いBOSSエフェクターは電源アダプターがACAタイプに指定されています。
このACAタイプのエフェクターに最近のPSAアダプター等を繋ぐと、一応音は出るがLEDランプが点灯しない又は暗いなどの現象が起こります。
これはアダプターのタイプ(構造)が違うために起こる現象です。
ACA時代の電源アダプターは、ほとんどがトランス+整流ダイオード式で、9V出力と書いてあっても単純にテスターで計ってみると、13〜14V出てるのが普通です。
何故か?・・・定格電流との関係があって、表示されている定格電流値を流した時に9V出力になるというのが目安になっています。
ちょっと電気知識が必要な話しになりますがトランス式は、トランスで電圧を変換しているのですが、その構造は、鉄心に細くて長い銅線をぐるぐる巻き付けているので、内部抵抗が結構あります。
この内部抵抗と定格電流による電圧降下分を見込んでいるので、電流がほとんど流れないテスターで計ると大きめの値になるのです。
BOSSのACAアダプターのほとんどは定格電流150~200mAです。
普通コンパクトエフェクターは10~数十mA程度しか流れないので電圧降下分が少なく、結局高めの電圧が入ってくる事になります。
BOSSのACAタイプのエフェクターは、この高めの電圧が入ってくる事を前提として設計されています。
内部で抵抗とダイオードを使って数V電圧を下げているのです。
(よく「脈流電圧、波の有る電圧なので」みたいな説明もされているようですが、脈流分を押さえる部品、平滑コンデンサはACA,PSA両タイプエフェクターとも同じように入ってますしACAアダプターにも内蔵されていますのでちょっと別の問題です。)
一方PSAアダプターは定電圧回路が入っていて、電流値にほとんど左右されず約9V出力になっています。
ですから、ACAタイプのエフェクターにPSAアダプターを使うと9Vから数V下げてしまいますので、低い電圧で使用している事になってしまうのです。
ですが、BOSSが公式に表明しているようにACAタイプのエフェクターとPSAタイプのエフェクターを電源分岐で1つのPSAアダプターを使う場合はちゃんと使えます。
これは、マイナスラインがPSAタイプのエフェクターを経由してACAタイプのエフェクターに繋がる事で、ACAタイプのエフェクター内の電圧を下げる為の抵抗とダイオードをバイパス出来るためです。
結構ややこしい話しになってしまいましたが・・・・すみません。
ACAアダプターは廃番になっていますので、今ACAタイプのエフェクターを単体でちゃんと使うには、トランス式のアダプターを使う必要があります。
(裏技的には、11〜12Vのアダプターを使う。または、内部を改造する。)
メーカーとしては保証外になりますが、KORGのKA181、ZOOMの旧タイプアダプターAD-0006A、サウンドハウスのアダプターなどがBOSSのACAタイプに近い物だと思います。
責任は持てませんが・・
ご参考に・・・では、また。
古いBOSSエフェクターは電源アダプターがACAタイプに指定されています。
このACAタイプのエフェクターに最近のPSAアダプター等を繋ぐと、一応音は出るがLEDランプが点灯しない又は暗いなどの現象が起こります。
これはアダプターのタイプ(構造)が違うために起こる現象です。
ACA時代の電源アダプターは、ほとんどがトランス+整流ダイオード式で、9V出力と書いてあっても単純にテスターで計ってみると、13〜14V出てるのが普通です。
何故か?・・・定格電流との関係があって、表示されている定格電流値を流した時に9V出力になるというのが目安になっています。
ちょっと電気知識が必要な話しになりますがトランス式は、トランスで電圧を変換しているのですが、その構造は、鉄心に細くて長い銅線をぐるぐる巻き付けているので、内部抵抗が結構あります。
この内部抵抗と定格電流による電圧降下分を見込んでいるので、電流がほとんど流れないテスターで計ると大きめの値になるのです。
BOSSのACAアダプターのほとんどは定格電流150~200mAです。
普通コンパクトエフェクターは10~数十mA程度しか流れないので電圧降下分が少なく、結局高めの電圧が入ってくる事になります。
BOSSのACAタイプのエフェクターは、この高めの電圧が入ってくる事を前提として設計されています。
内部で抵抗とダイオードを使って数V電圧を下げているのです。
(よく「脈流電圧、波の有る電圧なので」みたいな説明もされているようですが、脈流分を押さえる部品、平滑コンデンサはACA,PSA両タイプエフェクターとも同じように入ってますしACAアダプターにも内蔵されていますのでちょっと別の問題です。)
一方PSAアダプターは定電圧回路が入っていて、電流値にほとんど左右されず約9V出力になっています。
ですから、ACAタイプのエフェクターにPSAアダプターを使うと9Vから数V下げてしまいますので、低い電圧で使用している事になってしまうのです。
ですが、BOSSが公式に表明しているようにACAタイプのエフェクターとPSAタイプのエフェクターを電源分岐で1つのPSAアダプターを使う場合はちゃんと使えます。
これは、マイナスラインがPSAタイプのエフェクターを経由してACAタイプのエフェクターに繋がる事で、ACAタイプのエフェクター内の電圧を下げる為の抵抗とダイオードをバイパス出来るためです。
結構ややこしい話しになってしまいましたが・・・・すみません。
ACAアダプターは廃番になっていますので、今ACAタイプのエフェクターを単体でちゃんと使うには、トランス式のアダプターを使う必要があります。
(裏技的には、11〜12Vのアダプターを使う。または、内部を改造する。)
メーカーとしては保証外になりますが、KORGのKA181、ZOOMの旧タイプアダプターAD-0006A、サウンドハウスのアダプターなどがBOSSのACAタイプに近い物だと思います。
責任は持てませんが・・
ご参考に・・・では、また。
2017年4月16日日曜日
電池で使用出来ない場合・エフェクター修理
電池で使用出来ない場合・エフェクター修理
過去に数回ありましたので、ちょっと対処方を紹介しておきます。
アダプターでは使えるが、電池では使えない(音が出ずLEDも点かない)。
この症状で経験したのが、DCソケットの接触不良です。
エフェクターの電源経路は、DCソケットにプラグが刺さっていない場合に電池からの配線がつながるようになっています。
具体的には、DCソケットに、通常はON、プラグが刺さるとOFFになる接点があり、そこに電池スナップの+線がつながっているのです。
分かりにくいと思いますが、下側バネ状の+端子の奥に、横一の形に接点があり、バネ状の+端子がプラグで下に押されると、奥の接点が外れる仕組みです。
この接点の接触不良の為に電池からの電源が伝わらない状態でした。
このDCソケットは露出していますので、サビやほこりやゴミが原因と思われます。
この場合接点の洗浄で簡単に治ります。
接点復活剤でも大丈夫な場合もありますが、消毒用アルコールやRATの修理で紹介したイソプロピルアルコールを少量流し込んで、プラグを数回抜き差し(コンセントは抜いておきましょう)してアルコールが揮発してから確認します。
だいたい1~2回で治りました。
ダメだったのは下側のバネ自体が変形して接点まで届いていない物があり、これはDCソケット自体の交換になりました。
プリント基板直付けのソケットでも、ほとんどは汎用部品ですので取付端子や外形の寸法を測っておくと、たいてい合う部品は手に入ると思います。
ご参考に・・・では、また。
2017年2月11日土曜日
BOSS SD-1の修理
BOSS SD-1の修理
LEDが点かないとのことでジャンクで手に入れたSD-1です。
中を開けて調べてみると・・・LED周りに異常は無いのですが・・・
ひょっとして?・・・LED自体が切れてる・・・正直初めてのケースです。
LED自体の寿命は半永久的と言われていますので・・・
LED交換で直りました。
なぜ、LEDがとんだのか?
色々とチェックしてみると、電源周りに異常が・・・
ACA電源仕様の物なのですが、D3とR31のリード線や基板が変色・・かなり負荷がかかって発熱していたようです。
この回路他のBOSSと違っている点を発見しました。
D1ダイオードですが、ここに11Vのツェナーダイオードが入ってます。
つまり回路に供給される電圧を最大11Vに制限しているのです。
歪み系のエフェクターを大きめの電圧(18V)とかで使ってみる方が居るようですが・・・
この回路に高い電圧をかけても回路には最大11Vしかかからず、余った電圧分のエネルギー(電力・W数)をD3とR31で無駄に消費させるだけになります。
推測ですが、前のオーナーが18Vなど過電圧で使っていたためではないかと・・・・
しかし、この場合LED自体に過負荷がかかる事はないので・・・???
SD-1を過電圧で使用するのは、効果が薄く危険ですね。
ご参考に・・・では、また。
・・・・追記・・・
D1ダイオードですが、途中から整流用ダイオードに変更されているようです。
回路図を信用していたのですが、私が手に入れた物も整流用ダイオードになった後の物でした。
でしたら、過電圧で使用すればLEDにも負荷がかかります。
(回路電圧が11Vに制限されない)
その場合でもD3とR31に負荷が大きくなるので、矛盾しません。
やはり、過電圧で常用していたのではないかと思われます。
どちらにせよ、定格電圧を大きく超える電圧で使用するのは避けた方が・・・・
では、また。
2016年11月29日火曜日
BOSS PSM-5 電池で使えるようにしてみた。 MOD改造
BOSS PSM-5 電池で使えるようにしてみた。 MOD改造
以前に音痩せ対策をした、BOSS PSM-5 ですが、たまにループボックスやABセレクタとして使うときにちょっと面倒なのが「こいつにも電源を刺さなければいけない」・・・・
元々は電源分岐の目的も持っていたので、これ自体電池では使えないのです。
ですが、ペダルの下には他のBOSSと同じように電池が入るスペースも有ります。
で、電池スナップを増設!!!!
まず、アダプターで使える機能を残すため、既存の電源ジャック裏のパターンを2カ所切断。
ペダル下のスイッチ奥にある穴に電池スナップの線を通します。
電池スナップの線をハンダ付け。(極性を間違えないように注意)
ジャンパ線を1つ追加。
組み立てて・・・・ハイ出来上がり。
電池を入れたらアダプタなしでもちゃんと使えます。(LEDが点いてます)
注意点は本来の電源出力ジャック(他のBOSSなら電源ジャックになっているところ)、電池使用時にアダプタを刺すと電池と並列接続になってしまうので、動作はしますが電池やアダプタに変な負荷がかかって異常発熱などの可能性が有ります。
電源出力ジャックを使わない、又は取り去る事をおすすめします。
ご参考に・・・では、また。
2015年5月26日火曜日
Behringer VT911 Vintage Tube Overdrive 改造、MOD
behringer VT911 Vintage Tube Overdrive 改造、MOD
先日投稿した(2015/05/13)、Behringer VT911 の続きです。
「歪みが汚い、酷い」などの表現が、これのレビューで時々見ますが、確かにそう書かれても仕方ないのではないかと思います。
真空管のウォーム感などほとんど感じられません。
先日もちょと書きましたが電源関係が弱いというか、コストダウンの為に無理矢理変な回路的対処をしているように思えます。
まず、元ネタと思われるTube Driverの回路図↓
先日の投稿したVT911の回路図を分かりやすくなるように、朱書きで一部書き換えと基板ごとに分けてみました。
問題なのは真空管が乗ってる基板のブロックです。
朱書きしたように当然Tube Heaters 真空管のヒータはそこにあります。
元ネタの回路図では、ヒータに電源を送った後で220Ωと470μさらに220Ωと220μが入ってその後にバイアスを作って、おそらくICへの電源も送っていると思います。
この220Ωと470μさらに220Ωと220μはローパスフィルターが二段になっている事になって、真空管のヒータフィラメントの影響、周波数の低いリップル分を取る為に入れてあると思われます。
ただし電源ラインに直列に抵抗が入ると、そこで電流変化に伴い電圧変動が起きます、その電圧変動を支える為にも直後のコンデンサが比較的大きな物になっているのだと思います。
で、VT911ですが、真空管ブロックの基板上で無理矢理それをやってます。
この基板へヒーター用と回路用に別々に電源を送れば良いと思うのですが、1つしか送らずにここでヒータに電源供給した後R15:1KΩとC7:100μでリップル取りをしています。
また、ヒーターより前に直列抵抗を入れてしまうとヒータ電流が大きいため電圧降下が大きくなってICやバイパス回路への電圧がかなり下がる事になるので入れずにC1:100μだけでリップル取りをしているのでしょうが、ヒータと同一ラインですので、フィラメントの影響をもろに受けます。
結局、大きなコンデンサや、ヒータ専用の電源ラインを節約する為に変な工夫をした結果うまくいってない・・・って感じがします。
やっぱり「コスト」ですか・・・・。
で、素直に元ネタのTube Driver にならって電源関係を改造MODしてみます。
ヒータ電源の分離とリップル取り抵抗電コンブロックの増設です。
ただし、同じ定数でやってみると、元ネタよりオペアンプが2回路多くなってる分消費電流が多く、この220Ω2つで3V弱の電圧降下になってしまいましたので、抵抗を100Ωにして、470μとの一段だけにしました。(約1Vの電圧降下です。)
またR15は削除、C7は折角真空管の近くに有りますので、バックアップコンデンサ扱いでそのままにしておきます。
パターンのカットが二カ所。
DCジャックの横
真空管ソケットの裏
カットに使ったのがこれ。・・便利です。
R15を取って、コネクタとジャンパ線で繋ぎます。
ヒータ電源の+側をDCジャックのうらから直結です。(黄色い線)
抵抗&電コンブロックの増設。(後で一段だけにしましたが・・・)
右下に見えてる黄色い線が真空管ヒーターへ行ってます。
なんとか、汚い、酷いだけの歪みでは無いとこまでは来たようにおもいます。
これの前にブースターを入れてやるとさらにましになります。
が、私的には今ひとつ・・・・・
さらに、クオリティアップとパワーアップをめざして・・・
どうなったかというと
C2,3,6をオーディオグレードに変更(同定数)
C10に2.2μ無極性電コンを並列追加。
C11に0.1μ無極性電コンを並列追加。
最終の回路図は↓
低域が増え、力強い歪みに変身しました。
ご参考に・・・では、また。
続きの改造、「behringer VT911 再び。真空管交換&改造、MOD」はこちら↓
http://sonic-craft.blogspot.jp/2016/03/behringer-vt911-mod.html
続きの改造、「behringer VT911 再び。真空管交換&改造、MOD」はこちら↓
http://sonic-craft.blogspot.jp/2016/03/behringer-vt911-mod.html
2015年5月13日水曜日
behringer VT911 Vintage Tube Overdrive 回路図
behringer VT911 Vintage Tube Overdrive 回路図
とりあえず情報提供的な話しになります。
ベリンガーのVT911をこれまた安く手に入れました。
理由は、本体のみで付属してるはずのアダプター無し。
(ツマミはちゃんとあります。ばらしてる途中の画像です)
ネットで回路図を引っ張って来たのですが・・・??・・あちこち違う。↓
バージョン違いがあるのかもしれませんが、手に入れた現物の回路を載せておきます。
部品番号も入れておきます。
C4がなぜそこなのか・・・ちょっと不思議ですが・・・どう辿ってもそこにありました。
付属アダプターなら問題ないのかもしれませんが、電源関係が弱くスペック上は200mAでいけるはずなんですが、・・
もっと余裕の有るアダプターでないとまともな音になりません。
人気がないのはその辺りのせいかも・・・・
元ネタ(Tube Driver)を参考にまた今度電源関係を改造MODしてみようと思います。
では、また。
2014年9月23日火曜日
その後のBOSS BE-5(追加MOD)
その後のBE-5
「復活~HiFi~Bassに使えるMOD」で色々改造しすぎた感のあるBOSS BE-5ですが、使っていて少々物足りない感が・・・力感が・・もっとシャキッとした音にならないものか?
↑回路図などはこちら
で、前回ちょっと気になりつつも手を出さなかった電源のリップル除去用トランジスタQ16ですが、回路図では、このQ16の後ろも9Vの電圧が出ているようになってますが、この種の回路だとQ16で約1.4V電圧降下してしまいますので、実際には8V弱の電圧しか各回路に供給されていないのです。
で、ACアダプターの質が悪いと電源ノイズには弱くなるのでですが、最近の比較的安定したアダプターなら大丈夫でしょう・・・思い切って
・Q16のE,C,B3端子をジャンパー線で短絡
・リップル低減のコンデンサC64、67を100uFから220uFに大きくする
これで、1.4Vの電圧降下がなくなり、各回路にアダプターからの電圧値が供給されました。
さらに、バックアップコンデンサが付いてないICに可能な場合はバックアップコンデンサ10uFを追加。
(バックアップコンデンサについては「エフェクターの電源を考える その2」の元気になるアイテムをご覧下さい)
基板のパターンをよく見てみると、IC5,6,14,17にはバックアップコンデンサ用と思われる配線パターンと穴がありました。印刷表示は無いので、量産直前にコスト削減などの理由でカットしたのではないでしょうか。
他にはIC16,18,26に基板表に出ているジャンパー線を利用して追加しました。
ずいぶん元気に力強くシャキッとなりました。
やっぱり電源は重要です。
それからもう一つ。
小さくて回しにくいツマミ・・大きさはどうにもならないのですが・・固定が緩すぎて本体をひっくり返しただけでも抜け落ちる時がありました。
で、ツマミ側の差し込む部分を熱収縮チューブで締め付けてみました。
しっかり固定されて不用意に抜け落ちたりしないようになりました。
めでたしめでたし。
ご参考に・・・では、また。
2014年7月1日火曜日
エフェクターの電源を考える その2
エフェクターの電源を考える その2
歪みを元気にする!! & 使い古しのマンガン電池?
歪み系のエフェクターに、少し高めの電圧をかけると、音に艶やハリが出るとかの話しもあり、12V~18Vのアダプターも有るようです。(自己責任で使うということでしょうが)
一方「電圧が下がった、使い古したマンガン電池を使った方が音が良い」という話しを時々目にします。
それをシュミレートするような電源も売られているようですし、VHTのエフェクター「V-Drive」は、内部の電圧を調節するツマミが付いていて、約5Vまで下げられるようです。(上げることは出来ない)
(↑VOLTAGEと書いてある小さなツマミが電圧調節。下げると粗い音になる。)
電源を考える、その2では、ACアダプター使用で
・エフェクターが元気になる(場合も有る)簡単なアイテム
・「使い古しで消耗したマンガン電池」風にしてみる簡単なアイテム
を製作してみました。
元気になる(場合も有る)アイテム
まずは、説明。
ACアダプターをコンセントに差し込んでアダプターのコードをエフェクターに刺す訳ですが、そのコードは1.5メートルくらいの長さは有る訳です。
マルチコードで分岐するとその先にまた50センチ~1メートルくらいのコードが付いてしまう訳です。
そのコードには小さいとはいえ抵抗分が有りますし、アダプターには内部の抵抗分もあります。(スイッチングタイプは過負荷にならなければほとんど無いといえるらしいですが)
抵抗に電流が流れると電圧降下が起こりますので、電流が増えれば電圧降下も増えてエフェクターに届く電圧は下がります。
実はエフェクターは常に一定の電流を消費しているわけではありません。
音声信号が入ってくれば、例えば「歪ます」という仕事をするわけですから、消費する電流は増えます。
音が入ってくれば電流が増える、無音になれば減る、と常に変動する訳です。
そうなると、先ほどのアダプターからエフェクターまでの抵抗分によって電圧も細かく変動してしまいます。
特に大きな音が入ってきて、パワフルに出力しようとした瞬間に多くの電流を要求すると抵抗分によって電圧降下が大きくなって、必要な電流も十分に届かず、「頭打ち」な出力になってしまったりすると考えられます。
(ややこしい書き方になってしまいましたが、抵抗と電流と電圧は密接に関連してます。→オームの法則)
話しはちょっと脇道にずれますが、バックアップコンデンサといわれるものがあります。
これは電子回路の実装時にIC(特にデジタル)の電源ピンのすぐ近く(物理的に)にコンデンサを付けるのです。
ICも動作状態によって電流が変化しますが、電源回路からICまでのわずかな抵抗分によって電圧変動が起こってしまうのです。(先ほどの話しと同じです)
その時バックアップコンデンサはすぐ近くにある「小さな蓄電池」的な働きをして、下がった分の電圧を補ってくれます。
コンデンサの基本動作は電圧がかかると蓄電し、電圧が下がったり無くなった時に放電するのです。
ですから、ICにとっては電圧変動が少なくなって安定した動作が出来る事になります。
同じ事をエフェクターにしてみました。
DCプラグにコンデンサを入れてみました。
手元にあった330μ16V電解コンデンサです。
極性が有りますので、センターピンにコンデンサのマイナスマークを合わせて半田付けします。
コンデンサのマイナスリード線には絶縁チューブを忘れずに!
熱収縮チューブでカバーして出来上がり。
これを、ACアダプターとエフェクターの間に入れます。
テストしてみたのはこれ↓
自作の歪み系2台、左がDOD250のレプリカ、右はLandgraff オーバードライブを基本にアレンジした物で、回路的にはTS系と言われる物です。(この2つの中身などはまたの機会に・・・)
結果は「びみょー」に元気になります。(あくまでも私の主観ですので・・・)
ハッキリ分かるのは250をフルにした時で、やはり「一番頑張らせた時」でした。
TS系の方もダンブルモードでかなりきつめにかけると違いがはっきり出てきます。
どちらもおとなしめにかけるときにはあまり分かりませんでした。
ハードに歪ますせる時には、ピッキングのレスポンス、音の立ち上がり、各弦の分離、パワー感、などが明瞭になり、少し元気になります。
ただ、エフェクターやACアダプターとの相性もかなり有ると思います。
内部の電源回路やアダプター自体がしっかりしている場合は効果(変化)がほとんど出ないと思います。
次!
「使い古したマンガン電池」風にしてみるアイテム
まずは、説明。
使い古しの消耗した電池は、電圧が下がっています。
が、今回上の説明にも少し出ましたが、「内部抵抗」も考慮しました。
電池自体にも内部抵抗があり、上に書いた関係のように、流れる電流値によって電圧降下してしまいます。
内部抵抗が小さければ電圧降下も小さくなります。
で、手元にあった電池の内部抵抗を計ってみました。
・少し消耗した9Vマンガン電池・・・無負荷電圧8.4V・・・内部抵抗は273Ω
・かなり消耗した9Vアルカリ電池・・無負荷電圧7.3V・・・内部抵抗は47Ω
アルカリよりマンガンの方がかなり大きいです。
マンガン電池の方が良いというのはこの違いが大きいのではないかと・・・
電流変化による電圧変動が大きい訳です。
マンガン電池は電源の質的にはかなり悪い状態ですが、「良い音」「好みの音」「気に入った音」「演奏しやすい音」が出るならそれで良い事なのでやってみます。
電圧を下げる為に整流ダイオードを3連接続、これで0.7V×3で約2Vぐらい下がるはずです。
その先に300Ωの抵抗、電池の内部抵抗の代わりで、これで電圧変動が大きくなるはずです。
DCプラグのプラス側(リング)にダイオードの向きを合わせて半田付け。
マイナス側だと、電源をマルチ分岐させた場合、他のエフェクターに接続したパッチコードからグランドラインが回り込んで、無効になってしまいます。
熱収縮チューブでカバーして出来上がり。
これを、ACアダプターとエフェクターの間に入れます。
テストしたのは先ほどの2台。
一応電圧を測ってみると、
・アダプターからの電圧・・・9.21V
・250の電圧・・・6.95V
・TS系の電圧・・・5.95V
かなり下がっています。(共に入力無音)
2台で違うのは、消費電流の違いが電圧降下の違いになっているのだと思います。
音は、2台共通して、明らかに歪みが粗くなり、音量変化的には頭打ちで平坦になります。
悪い音ということではないです、この「粗さ」が良いというのも解ります。
ACアダプターの質、ダイオードの数や抵抗値の組み合わせで、ニュアンスが違ってくるでしょう。
無理に電池を消耗させなくても「使い古した電池の音」をいつでも安定して出せる便利アイテムです。
今回の2つのアイテムは電源に対するアプローチが正反対です、「安定させる」と「不安定にする」
最終的に「どんな音にしたいか」「どんな音が適しているか」などが重要なのでどちらも有りでセレクトすれば良い事だと思います。
やっぱり電源は大事。今日はここまで。・・・つづく・・・たぶん
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