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2018年4月12日木曜日

電池で使えるのに、電源アダプターはAC-AC交流タイプ?

電池で使えるのに、電源アダプターはAC-AC交流タイプ?

デジテックのマルチエフェクターRP100やって来ました。

これ、今となっては古いマルチですが、あの「Whammy」が入ってます。
しかも15モードも色々と・・・ペダルか無いのに・・・・???
なんと一般的なボリュームペダルのアウトプット側だけをこのRP100のコントロールジャックににつなぐとそれで「わ〜み〜」が使えます。・・・びっくり!
中身はこんなの↓

電池ボックスが基板に直付け!

筐体はプラかな?・・・実はアルミダイキャスト

「わ〜み〜」は置いといて、これ電源は単三電池6本つまりDC9Vなのですが、別売アダプターはAC9V出力なのです。
何故に交流?電池は直流なのに、普通のエフェクター用アダプター(DC9V)で良いんじゃないの?
本当にアダプターの場合はACが必要なのか?・・そんな事は無いでしょ?
で、ばらして電源部分の回路を確かめてみました。

結論から言うとDC9Vアダプターでも一応使えます。
ただし内部回路の都合でセンタープラスでないとダメです。(エフェクター用とは極性が逆)
また、電源ジャックの寸法も違うので変換プラグなども必要です。
(エフェクター用は2.1mm、これは2.5mm。)
出来ればDC12Vアダプターが良いと思います。
電流容量は500mA位あれば大丈夫みたいです。
(自己責任でお願いします。)

結局、中で交流9Vを半波整流して直流9Vにしてから回路に送ってます。
ですから電池の場合は整流回路の後に繋いである形です。
細かい事はバサッと省略した回路図です。
9V、5V、3.5Vをレギュレーターで作ってます。
図のダイオードのすぐ後ろが+11V出てますので、AC9Vの代わりにダイオード側を+にして12Vの直流を繋いでやるとほぼ同じ値になります。

整流回路をバイパスして電源ジャックに直結しても良いでしょうが・・・改造です。

勘違いしてほしくないのは、交流入力の全ての物がこのようになっている訳ではありません。
交流入力にする理由がちゃんとある物が殆どだと考えるべきです。
BOSSのハーフラックPROシリーズは、AC12Vを内部回路で±15V電源作ってます。
電池でも使える物でも、整流回路によってはダメな場合もあり得ますし・・・

(自己責任で)ご参考に・・・では、また。

2017年4月16日日曜日

電池で使用出来ない場合・エフェクター修理

電池で使用出来ない場合・エフェクター修理

過去に数回ありましたので、ちょっと対処方を紹介しておきます。

アダプターでは使えるが、電池では使えない(音が出ずLEDも点かない)。
この症状で経験したのが、DCソケットの接触不良です。

エフェクターの電源経路は、DCソケットにプラグが刺さっていない場合に電池からの配線がつながるようになっています。
具体的には、DCソケットに、通常はON、プラグが刺さるとOFFになる接点があり、そこに電池スナップの+線がつながっているのです。

分かりにくいと思いますが、下側バネ状の+端子の奥に、横一の形に接点があり、バネ状の+端子がプラグで下に押されると、奥の接点が外れる仕組みです。

この接点の接触不良の為に電池からの電源が伝わらない状態でした。
このDCソケットは露出していますので、サビやほこりやゴミが原因と思われます。
この場合接点の洗浄で簡単に治ります。
接点復活剤でも大丈夫な場合もありますが、消毒用アルコールやRATの修理で紹介したイソプロピルアルコールを少量流し込んで、プラグを数回抜き差し(コンセントは抜いておきましょう)してアルコールが揮発してから確認します。
だいたい1~2回で治りました。

ダメだったのは下側のバネ自体が変形して接点まで届いていない物があり、これはDCソケット自体の交換になりました。
プリント基板直付けのソケットでも、ほとんどは汎用部品ですので取付端子や外形の寸法を測っておくと、たいてい合う部品は手に入ると思います。


ご参考に・・・では、また。

2016年11月29日火曜日

BOSS PSM-5 電池で使えるようにしてみた。 MOD改造

BOSS PSM-5 電池で使えるようにしてみた。 MOD改造


以前に音痩せ対策をした、BOSS PSM-5 ですが、たまにループボックスやABセレクタとして使うときにちょっと面倒なのが「こいつにも電源を刺さなければいけない」・・・・
元々は電源分岐の目的も持っていたので、これ自体電池では使えないのです。

ですが、ペダルの下には他のBOSSと同じように電池が入るスペースも有ります。
で、電池スナップを増設!!!!

まず、アダプターで使える機能を残すため、既存の電源ジャック裏のパターンを2カ所切断。


ペダル下のスイッチ奥にある穴に電池スナップの線を通します。

電池スナップの線をハンダ付け。(極性を間違えないように注意)

ジャンパ線を1つ追加。


組み立てて・・・・ハイ出来上がり。
電池を入れたらアダプタなしでもちゃんと使えます。(LEDが点いてます)

注意点は本来の電源出力ジャック(他のBOSSなら電源ジャックになっているところ)、電池使用時にアダプタを刺すと電池と並列接続になってしまうので、動作はしますが電池やアダプタに変な負荷がかかって異常発熱などの可能性が有ります。
電源出力ジャックを使わない、又は取り去る事をおすすめします。


ご参考に・・・では、また。

2015年5月13日水曜日

behringer VT911 Vintage Tube Overdrive 回路図

behringer VT911 Vintage Tube Overdrive 回路図

とりあえず情報提供的な話しになります。
ベリンガーのVT911をこれまた安く手に入れました。
理由は、本体のみで付属してるはずのアダプター無し。

(ツマミはちゃんとあります。ばらしてる途中の画像です)

ネットで回路図を引っ張って来たのですが・・・??・・あちこち違う。↓

バージョン違いがあるのかもしれませんが、手に入れた現物の回路を載せておきます。
部品番号も入れておきます。
C4がなぜそこなのか・・・ちょっと不思議ですが・・・どう辿ってもそこにありました。

付属アダプターなら問題ないのかもしれませんが、電源関係が弱くスペック上は200mAでいけるはずなんですが、・・
もっと余裕の有るアダプターでないとまともな音になりません。
人気がないのはその辺りのせいかも・・・・

元ネタ(Tube Driver)を参考にまた今度電源関係を改造MODしてみようと思います。


では、また。

2015年3月29日日曜日

BOSS GE-7 ・ジャンク~復活~クオリティアップMOD

BOSS GE-7 イコライザー・・ジャンク~復活~クオリティアップ


ジャンク品のGE-7(ACA Taiwan)を安く手に入れました。

ジャンクの理由は「入力にガリが有る」との事でしたが、チェックすると、入力ジャックの接触不良で電源が入ったり切れたりしてました。
多くのエフェクターがそうですが、入力ジャックにプラグを刺すことで電源が入ります。
もう一つは、エフェクトオンオフのスイッチ(電池ケースの横に有る)が接触不安定で何回も踏まないと入らないとか切れない時がある状態でした。
このスイッチの状態は前にも他のBOSSエフェクターでも遭遇した事が有ります。
共に接点復活材での処置です。
ジャックは綿棒に接点復活材を少し付けて接点を数回拭いただけです。
オンオフスイッチは、電池交換のようにペダル部を開け、電池の右にあるスイッチの上下する部分の隙間に接点復活材をすこし流し込み、スイッチを数回押して内部になじませれば直りました。


ジャンクじゃなくなった。 普通に使えた。

で、・・・


まず電源です。ACAアダプター対応からPSAアダプター対応への変更。
(ACAとPSAの違いなどは、検索すれば色々出てきますので・・・他に譲ります。)
基板裏を1カ所ジャンパ線で短絡するだけです。
不要な部品(ダイオードD1と抵抗R1)が残りますが、わざわざ外す必要も有りません。

(2と3を短絡)

次に、目指すはクオリティアップ、広帯域化です。
これはイコライザーですので、音的な加工では無く、音質調整が目的ですので、音をなるべく劣化させない事を考えます。
回路図はこちら↓

調べるとこれの製造が1995年だったので、当然電解コンデンサは劣化していると考えられます。
電解コンデンサを全部取り替えです。(今回はオーディオ用グレードにしました。)

また、メインの音信号が通る経路にある部品の変更です。
・R30:小型カーボンタイプから1/4W金属皮膜タイプに変更。(ローノイズ化、信号経路を太くする)
・C22:0.1uFに定数変更。(広帯域化)
・R27、24、33,14:金属皮膜タイプに変更。(ローノイズ化)
・C11:10uFに定数変更 (広帯域化)
C11は、後ろに繋ぐ機器の入力インピーダンスに影響されるので大きめの定数です。



基板パターンの引き回しをバイパス。
・入力ジャックからの1番ケーブルをR30に直結。
パッシブタイプ(電池が不要)のギターを直接繋いだ場合、入力バッファに入るまでの信号は、ハイインピーダンスのままなので、ノイズに弱いのです。なのでこの経路はなるべく短い方がノイズをひらう可能性が減ります。


以上の変更で、かなり良い感じになりました。

実は、旧型のベース用イコライザGE-7Bも持っているのですが、中身はほぼ同じです。

なお、回路図を探していたら、PSA以後の物も見つけました。↓
現物が無いので確認出来ませんが、大きな違いは、出力バッファがオペアンプになってます。
きっと基板パターンもだいぶ変わっているでしょうが、回路構成はほぼ同じなので、応用出来ると思います。

余談ですが、このイコライザー3.2kが一番ノイズが大きいです。
イコライザーの使い方として、たいていの場合、上げたいポイントを上げるよりそれ以外で要らないポイントを下げた方がノイズ的にも音質的にも良い結果になる事が多いです。
これも3,2kをいっぱいに上げるだけの場合と、他を全部いっぱいに下げてLevelをいっぱいに上げた物をくらべると、若干のニュアンスの差は有りますが、後者のほうがすっきりした音でノイズも少なくなります。


ご参考に・・・では、また。

追加投稿・「BOSS GE-7 再び・・ノイズ対策 改造MOD」 はこちら。

2014年9月23日火曜日

その後のBOSS BE-5(追加MOD)

その後のBE-5

「復活~HiFi~Bassに使えるMOD」で色々改造しすぎた感のあるBOSS BE-5ですが、使っていて少々物足りない感が・・・力感が・・もっとシャキッとした音にならないものか?

↑回路図などはこちら

で、前回ちょっと気になりつつも手を出さなかった電源のリップル除去用トランジスタQ16ですが、回路図では、このQ16の後ろも9Vの電圧が出ているようになってますが、この種の回路だとQ16で約1.4V電圧降下してしまいますので、実際には8V弱の電圧しか各回路に供給されていないのです。

で、ACアダプターの質が悪いと電源ノイズには弱くなるのでですが、最近の比較的安定したアダプターなら大丈夫でしょう・・・思い切って

・Q16のE,C,B3端子をジャンパー線で短絡
・リップル低減のコンデンサC64、67を100uFから220uFに大きくする

これで、1.4Vの電圧降下がなくなり、各回路にアダプターからの電圧値が供給されました。


さらに、バックアップコンデンサが付いてないICに可能な場合はバックアップコンデンサ10uFを追加。
(バックアップコンデンサについては「エフェクターの電源を考える その2」の元気になるアイテムをご覧下さい)

基板のパターンをよく見てみると、IC5,6,14,17にはバックアップコンデンサ用と思われる配線パターンと穴がありました。印刷表示は無いので、量産直前にコスト削減などの理由でカットしたのではないでしょうか。

他にはIC16,18,26に基板表に出ているジャンパー線を利用して追加しました。


ずいぶん元気に力強くシャキッとなりました。

やっぱり電源は重要です。

それからもう一つ。
小さくて回しにくいツマミ・・大きさはどうにもならないのですが・・固定が緩すぎて本体をひっくり返しただけでも抜け落ちる時がありました。

で、ツマミ側の差し込む部分を熱収縮チューブで締め付けてみました。



しっかり固定されて不用意に抜け落ちたりしないようになりました。
めでたしめでたし。


ご参考に・・・では、また。

2014年7月22日火曜日

エフェクターの電源を考える その3

エフェクターの電源を考える その3

今回は電源を考えるのその1とその2の・・その後・・追記的内容です。

ちょっと前置き・・・
私が音を前に押し出す為に、使っているエフェクターがいくつかあります。

・Analog Delay アナログディレイ・・・・・タイムを最小にしてフィードバックを発振直前まで上げて、発振しそうになった時の高調波成分を加えます。

・HiBand Flanger ハイバンドフランジャー・・・・RATE、DEPTH、を浅く設定し、RES(レゾナンス)を大きくして、倍音成分を加えます。

・Pitch Shfter ピッチシフター・・・・三度や五度上げなどを作って(これも倍音成分)少し加えます。

で、Pitch Shfter を使った時なのですが・・・
エフェクターの電源を考えるその1で取り上げたNadine's Stereo Flangerの「ふゅん〜ふゆん〜」ノイズですが、ピッチシフター、Behringer US600 Ultra Shifter/Harmonistとの組み合わせでは、まだ結構出てしまいます。

激減したとはいえ、この組み合わせでは使えないレベルの状態です。
で、エフェクターの電源を考えるその2で作った「エフェクターが元気になるアイテム」ですが、
(↓これ)

これは単純に大きめのコンデンサ(330μF)をプラスとマイナス間に入れただけの物なので、ある程度電源ノイズの低減にも効くはず。・・で、繋いでみました。

ACアダプターから分岐ケーブルで電源供給した状態で、ノイズが出るNadine's Stereo Flangerにつないだ場合。


同じく、Nadine's Stereo Flangerと相性が悪いBehringer US600につないだ場合。


どちらも大幅にノイズが低減し、特にBheringer US600に繋いだ場合は、他のノイズ(ホワイトノイズ)に紛れてしまうレベルまで下がりました。

影響を受ける側より、発生側(影響を及ぼす側)につけた方が良いようです。
ACアダプターと分岐ケーブルの間や、他に繋いでいる歪み系やコンプレッサーにつないだ場合は効果ありませんでした。
結局、発生源に付けるのが一番良いようです。

コンデンサで低減出来るということは、デジタル系エフェクターが電源的乱れを発生しているのでしょう。

分岐電源でノイズにお困りでしたら、参考にしてください。


電源は不思議。・・・では・・・また。

2014年7月1日火曜日

エフェクターの電源を考える その2

エフェクターの電源を考える その2


歪みを元気にする!! & 使い古しのマンガン電池?

歪み系のエフェクターに、少し高めの電圧をかけると、音に艶やハリが出るとかの話しもあり、12V~18Vのアダプターも有るようです。(自己責任で使うということでしょうが)

一方「電圧が下がった、使い古したマンガン電池を使った方が音が良い」という話しを時々目にします。
それをシュミレートするような電源も売られているようですし、VHTのエフェクター「V-Drive」は、内部の電圧を調節するツマミが付いていて、約5Vまで下げられるようです。(上げることは出来ない)



(↑VOLTAGEと書いてある小さなツマミが電圧調節。下げると粗い音になる。)


電源を考える、その2では、ACアダプター使用で
・エフェクターが元気になる(場合も有る)簡単なアイテム
・「使い古しで消耗したマンガン電池」風にしてみる簡単なアイテム
を製作してみました。

元気になる(場合も有る)アイテム

まずは、説明。
ACアダプターをコンセントに差し込んでアダプターのコードをエフェクターに刺す訳ですが、そのコードは1.5メートルくらいの長さは有る訳です。
マルチコードで分岐するとその先にまた50センチ~1メートルくらいのコードが付いてしまう訳です。
そのコードには小さいとはいえ抵抗分が有りますし、アダプターには内部の抵抗分もあります。(スイッチングタイプは過負荷にならなければほとんど無いといえるらしいですが)
抵抗に電流が流れると電圧降下が起こりますので、電流が増えれば電圧降下も増えてエフェクターに届く電圧は下がります。

実はエフェクターは常に一定の電流を消費しているわけではありません。
音声信号が入ってくれば、例えば「歪ます」という仕事をするわけですから、消費する電流は増えます。
音が入ってくれば電流が増える、無音になれば減る、と常に変動する訳です。
そうなると、先ほどのアダプターからエフェクターまでの抵抗分によって電圧も細かく変動してしまいます。
特に大きな音が入ってきて、パワフルに出力しようとした瞬間に多くの電流を要求すると抵抗分によって電圧降下が大きくなって、必要な電流も十分に届かず、「頭打ち」な出力になってしまったりすると考えられます。
(ややこしい書き方になってしまいましたが、抵抗と電流と電圧は密接に関連してます。→オームの法則)

話しはちょっと脇道にずれますが、バックアップコンデンサといわれるものがあります。
これは電子回路の実装時にIC(特にデジタル)の電源ピンのすぐ近く(物理的に)にコンデンサを付けるのです。
ICも動作状態によって電流が変化しますが、電源回路からICまでのわずかな抵抗分によって電圧変動が起こってしまうのです。(先ほどの話しと同じです)
その時バックアップコンデンサはすぐ近くにある「小さな蓄電池」的な働きをして、下がった分の電圧を補ってくれます。
コンデンサの基本動作は電圧がかかると蓄電し、電圧が下がったり無くなった時に放電するのです。
ですから、ICにとっては電圧変動が少なくなって安定した動作が出来る事になります。

同じ事をエフェクターにしてみました。


DCプラグにコンデンサを入れてみました。
手元にあった330μ16V電解コンデンサです。
極性が有りますので、センターピンにコンデンサのマイナスマークを合わせて半田付けします。
コンデンサのマイナスリード線には絶縁チューブを忘れずに!


熱収縮チューブでカバーして出来上がり。
これを、ACアダプターとエフェクターの間に入れます。

テストしてみたのはこれ↓

自作の歪み系2台、左がDOD250のレプリカ、右はLandgraff オーバードライブを基本にアレンジした物で、回路的にはTS系と言われる物です。(この2つの中身などはまたの機会に・・・)

結果は「びみょー」に元気になります。(あくまでも私の主観ですので・・・)
ハッキリ分かるのは250をフルにした時で、やはり「一番頑張らせた時」でした。
TS系の方もダンブルモードでかなりきつめにかけると違いがはっきり出てきます。
どちらもおとなしめにかけるときにはあまり分かりませんでした。

ハードに歪ますせる時には、ピッキングのレスポンス、音の立ち上がり、各弦の分離、パワー感、などが明瞭になり、少し元気になります。

ただ、エフェクターやACアダプターとの相性もかなり有ると思います。
内部の電源回路やアダプター自体がしっかりしている場合は効果(変化)がほとんど出ないと思います。

次!

「使い古したマンガン電池」風にしてみるアイテム


まずは、説明。
使い古しの消耗した電池は、電圧が下がっています。
が、今回上の説明にも少し出ましたが、「内部抵抗」も考慮しました。
電池自体にも内部抵抗があり、上に書いた関係のように、流れる電流値によって電圧降下してしまいます。
内部抵抗が小さければ電圧降下も小さくなります。
で、手元にあった電池の内部抵抗を計ってみました。

・少し消耗した9Vマンガン電池・・・無負荷電圧8.4V・・・内部抵抗は273Ω
・かなり消耗した9Vアルカリ電池・・無負荷電圧7.3V・・・内部抵抗は47Ω

アルカリよりマンガンの方がかなり大きいです。
マンガン電池の方が良いというのはこの違いが大きいのではないかと・・・
電流変化による電圧変動が大きい訳です。

マンガン電池は電源の質的にはかなり悪い状態ですが、「良い音」「好みの音」「気に入った音」「演奏しやすい音」が出るならそれで良い事なのでやってみます。


電圧を下げる為に整流ダイオードを3連接続、これで0.7V×3で約2Vぐらい下がるはずです。
その先に300Ωの抵抗、電池の内部抵抗の代わりで、これで電圧変動が大きくなるはずです。



DCプラグのプラス側(リング)にダイオードの向きを合わせて半田付け。
マイナス側だと、電源をマルチ分岐させた場合、他のエフェクターに接続したパッチコードからグランドラインが回り込んで、無効になってしまいます。



熱収縮チューブでカバーして出来上がり。

これを、ACアダプターとエフェクターの間に入れます。

テストしたのは先ほどの2台。
一応電圧を測ってみると、

・アダプターからの電圧・・・9.21V
・250の電圧・・・6.95V
・TS系の電圧・・・5.95V

かなり下がっています。(共に入力無音)
2台で違うのは、消費電流の違いが電圧降下の違いになっているのだと思います。

音は、2台共通して、明らかに歪みが粗くなり、音量変化的には頭打ちで平坦になります。
悪い音ということではないです、この「粗さ」が良いというのも解ります。

ACアダプターの質、ダイオードの数や抵抗値の組み合わせで、ニュアンスが違ってくるでしょう。
無理に電池を消耗させなくても「使い古した電池の音」をいつでも安定して出せる便利アイテムです。

今回の2つのアイテムは電源に対するアプローチが正反対です、「安定させる」と「不安定にする」
最終的に「どんな音にしたいか」「どんな音が適しているか」などが重要なのでどちらも有りでセレクトすれば良い事だと思います。


やっぱり電源は大事。今日はここまで。・・・つづく・・・たぶん