2017年2月14日火曜日

BOSS SD-1 修理&MODその2

BOSS SD-1 修理&MODその2


前回修理と言いながら、LED交換だけで、あとは過電圧使用ではないか?・・で終わってました。
で、修理なんですけど、

まずたぶん過電圧でやられたD3,R31を撤去し同時にPSA電源対応にするためジャンパー線でリード線の6番7番側を短絡。

耐電圧以上の電圧を受けていたと思われる、C11,C17を交換。

ここまでが修理。

それから古いのでその他の電コンC7も交換。

ついでにバイパス音の音痩せ対策。
C1,C8,C9,を0.22μ、C10をオーディオグレード10μに容量アップ。

交換部品を外した所


部品交換完了。


・・・ご参考に・・・では、また。

2017年2月11日土曜日

BOSS SD-1の修理

BOSS SD-1の修理

LEDが点かないとのことでジャンクで手に入れたSD-1です。



中を開けて調べてみると・・・LED周りに異常は無いのですが・・・
ひょっとして?・・・LED自体が切れてる・・・正直初めてのケースです。
LED自体の寿命は半永久的と言われていますので・・・
LED交換で直りました。

なぜ、LEDがとんだのか?
色々とチェックしてみると、電源周りに異常が・・・
ACA電源仕様の物なのですが、D3とR31のリード線や基板が変色・・かなり負荷がかかって発熱していたようです。

この回路他のBOSSと違っている点を発見しました。
D1ダイオードですが、ここに11Vのツェナーダイオードが入ってます。
つまり回路に供給される電圧を最大11Vに制限しているのです。

歪み系のエフェクターを大きめの電圧(18V)とかで使ってみる方が居るようですが・・・
この回路に高い電圧をかけても回路には最大11Vしかかからず、余った電圧分のエネルギー(電力・W数)をD3とR31で無駄に消費させるだけになります。

推測ですが、前のオーナーが18Vなど過電圧で使っていたためではないかと・・・・

しかし、この場合LED自体に過負荷がかかる事はないので・・・???

SD-1を過電圧で使用するのは、効果が薄く危険ですね。

ご参考に・・・では、また。

・・・・追記・・・
D1ダイオードですが、途中から整流用ダイオードに変更されているようです。
回路図を信用していたのですが、私が手に入れた物も整流用ダイオードになった後の物でした。
でしたら、過電圧で使用すればLEDにも負荷がかかります。
(回路電圧が11Vに制限されない)
その場合でもD3とR31に負荷が大きくなるので、矛盾しません。
やはり、過電圧で常用していたのではないかと思われます。
どちらにせよ、定格電圧を大きく超える電圧で使用するのは避けた方が・・・・

では、また。