2015年11月10日火曜日

Behringer SF300 SUPER FUZZ ちょっと改造MOD

Behringer SF300 SUPER FUZZ ちょっと改造MOD

ベリンガーのファズSF300ですが、私にとってはこのFUZZ音が・・・ちょっと使えないのですが・・・
ただし、これのBOOSTモードはGoodです。



BOOSTで使うと、中低域でしっかりと支えてくれるような太いと言うより「重心が低くい」安定感の有る音になってくれます。 (高域の伸びはもう一つですが・・・・)
おまけに、TREBLEとBASS、2バンドのブースト&カットタイプのイコライジングの出来ちゃいます。

ただ困るのは、GAINを“0“にしていても、ONにすると結構BOOSTしちゃいます。(LEVELは無効になります)
かけっぱなしだと良いんですが、目的によっては・・・入れると途端に音量も上がってしまうのです。
GAIN”0”で増幅無しに出来ないかなぁ・・・・(問題ないような有るような事ですが・・・)

SF300は、BOSS FZ-2のコピーとのことなので、FZ-2の回路図を探しました。
これ↓


ちょっと違うところもありますが、やはりほぼコピーのようです。
この頃(90年代)になるとBOSSの回路設計も音痩せに対する配慮もされているようですね。
その点もそのままコピーしています。が、部品の質の問題はあります、基板パターンが異様に細いとか、ほとんどチップ部品とか、電コンは大丈夫か?とか・・・
でも肝心のFETはちゃんと2SK184GRを使ってます。

話しを戻して、GAINの調整ですが、FZ-2回路図のQ9,Q10,Q15で構成される1段目の差動増幅部分、GAIN,VRと直列に2.2KΩが入ってます。
この2.2KΩ分GAINを”0”にしても増幅してしまいます。あくまでFUZZが主ですからそちらの回路に送る最低レベルを決めているのでしょう。
FUZZの部分は考えないことにして、この2.2Kを短絡(バイパス)してしまいます。
SF300の基板だとR38です。
半田がやりやすい所を選んで、バイパスしました。

これで、狙い通りGAIN“0“で音量差無しになりました。

バイパス音の音痩せですが、そんなに悪くもないのですが、微妙に・・・・
コンデンサの定数には問題ない気がしますし、単にコンデンサの質だけでもない様な感じの音です。
やっぱりチップ部品が故なのかトランジスタが・・・な気もしますが・・。
一応コンデンサの定数&オーディオグレードへの変更です。
基板上の
C21フィルムコンデンサに並列に、3.9μBP無極性オーディオグレード
C12とC16を定数変更なしで、オーディオグレード
です。
ずいぶん改善できました。



ご参考に・・では、また。

2015年11月6日金曜日

Behringer OD400 ちょっと改造MOD

Behringer OD400 ちょっと改造MOD

今回はベリンガーのオーバードライブ、OD400です。 

これ、BOSS OD-3のコピーとのことですが、OD-3は持ってないので音はくらべられませんが、中を開けてみると・・・・

ちゃんとOD-3と同じ、2SK184GR(FET)が5つ付いてます。


この辺はベリンガー偉い!
電コン以外はほとんど表面実装部品ですが・・

音的には、レンジが広くシャキッとした歪みで、結構良いと思いました。
ので、やっぱり惜しい音痩せするバイパス音だけ改善MODしました。

いつもと同じですが、コンデンサの定数アップとオーディオグレードへの変更です。

まず、入力のフィルムコンデンサC19に並列で無極性オーディオグレード電コン3.9μを追加。

途中のFETスイッチ部分を探して、1μ電コンC16を、10μオーディオグレード電コンに変更。
出力の10μ電コンC15をオーディオグレードに変更。

以上の3点を追加変更しました。


特に途中のFETスイッチ部分はバイアス抵抗が10KΩと小さく、そのままの定数では低域に対してけっこうフィルターがかかってしまうので一桁アップしました。

本当は抵抗類も表面実装を外して普通のサイズの物にした方が・・・とは思いますが・・そこまでしなくてもほとんど音痩せは改善できました。


ご参考に・・・では、また。

2015年11月2日月曜日

BOSS OD-2 再び・MOD

BOSS OD-2 再び・MOD

以前(2015/5/12投稿)ジャンクからの復活を果たしたOD-2ですが、どうも詰まった感じの音が気になって
・・・再び登場です。


結局、エフェクトかけたときの高音が詰まっている・・・
こういうキャラクターの物なんですが、TONEツマミで結構Hiを削れるので、TONEで調整するとして、それまでにHiを削っているローパスフィルタを思い切って変更しました。

(回路図はこちら→http://www.freeinfosociety.com/electronics/schematics/audio/pictures/bossod2.gif)

ノーマル側はC32、ターボ側はC26です。
一桁程小さくしようと、手元に0.0012μ(122)が有ったので、2つともこれにしました。
これで、たぶん10kHzくらいまでは、ほとんど通ってくれるはずです。



TONEを一杯まで上げるとかなりキンキンした歪みまでいけます。TONEの効きが良くキャラクターの範囲が広がった感じです。


ご参考に・・・では、また。

JRC 4558DV艶有り 採れました。

JRC 4558DV艶有り 採れました。

YAMAHAの古いミキサーRM602を部品取り目当てで分解したら・・・・
4558DV艶有り採れました。


一応2015年4月26日投稿の「クリーン&ドライブブースターの製作(自作MOD)」に付け替えて動作確認。すべてOKでした。

KORG OVD-1やYAMAHAの初期エフェクターで採用されていてプレミアが付いてたり・・・・
ご存じの方は、ご存じなICです。

私は、手元にストックして使っていくつもりですが・・・(評価については人それぞれですので・・・)
たぶん4558Dの選別か一部仕様違いかなのでしょうが、データシートを検索してもDVは出てきませんでした。
JRC4558ファミリーの艶有りという意味はあるのでしょうが・・・・
どう違うのか不明のままです。

では、また・・・