電池で使用出来ない場合・エフェクター修理
過去に数回ありましたので、ちょっと対処方を紹介しておきます。
アダプターでは使えるが、電池では使えない(音が出ずLEDも点かない)。
この症状で経験したのが、DCソケットの接触不良です。
エフェクターの電源経路は、DCソケットにプラグが刺さっていない場合に電池からの配線がつながるようになっています。
具体的には、DCソケットに、通常はON、プラグが刺さるとOFFになる接点があり、そこに電池スナップの+線がつながっているのです。
分かりにくいと思いますが、下側バネ状の+端子の奥に、横一の形に接点があり、バネ状の+端子がプラグで下に押されると、奥の接点が外れる仕組みです。
この接点の接触不良の為に電池からの電源が伝わらない状態でした。
このDCソケットは露出していますので、サビやほこりやゴミが原因と思われます。
この場合接点の洗浄で簡単に治ります。
接点復活剤でも大丈夫な場合もありますが、消毒用アルコールやRATの修理で紹介したイソプロピルアルコールを少量流し込んで、プラグを数回抜き差し(コンセントは抜いておきましょう)してアルコールが揮発してから確認します。
だいたい1~2回で治りました。
ダメだったのは下側のバネ自体が変形して接点まで届いていない物があり、これはDCソケット自体の交換になりました。
プリント基板直付けのソケットでも、ほとんどは汎用部品ですので取付端子や外形の寸法を測っておくと、たいてい合う部品は手に入ると思います。
ご参考に・・・では、また。
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