2017年3月24日金曜日

Proco RAT 修理

RAT 修理

今回はこれ、Proco YOU DIRTY RAT。

ほぼ普通のRATのクリッピングダイオードをゲルマニウムにしたものだそうです。
2つの青い部品

接触不良で音が途切れたり出なかったり・・・とのこと。
チェックしてみると、ポットが3つともガリを通り過ぎた接触不良状態・・・酷い。
最悪ポット交換ですが、・・・

ちょっと横道・・RATの筐体はその構造上ほこりや砂などが入りやすい・・・いや入り放題なのです。
この隙間

上面のしかも端にちゃんと堤防まで付けて・・どうぞ中へお入り下さい。・・・
このYOU DIRTY RATも開けてみると結構ほこりが入ってまして・・・

ポット自体は密閉型ではなくごく普通のタイプなので・・・ライブとか持って回ればすぐにガリも出ますわ。
RATをお使いの方はこの隙間をテープでふさぐとか・・・

話し戻ってポットの洗浄です。
もちろん中に入ったほこりは綺麗にしましょう。
ここまで酷い時に私は「イソプロピルアルコール」を使います。
ちょっとした塗料も溶かす洗浄力です。かなり揮発性も高いので取扱には気を使います。
こんな風に注射器型のスポイトで隙間から注入。

・・ツマミをグリグリ回して・・・揮発するのを待ちます。

酷かった割には1回で綺麗に・・・復活。
ガリも途切れもなくなりました。・・・めでたしめでたし。


ご参考に・・・では、また。

2017年3月8日水曜日

前回に続きコンデンサーマイクなのです。

前回に続きコンデンサーマイクなのです。
一部方面でちょっと話題になってる、BM-800というコンデンサマイク、ちょっと改造するととても良くなる・・・との事です・・・
ものは試しと・・・安いし買ってみようかと調べていると、これの最新型(改良?)らしいというものを見つけたので、そっちを買ってみました。・・・安いし・・・
昔のデスクライトみたいに机に付けるタイプのスタンドその他色々とのセット販売しかなかったのですが・・・

これ・・・Mugig M-1・・・。


ばらしてみると。

確かに目にしたレビューどおりBM-800とは基板が違うし・・・
回路をあたってみると、BM-800の改造ネタが反映されているところがいくつか・・
まず、ソースフォロアになってます。
ツェナーダイオードは付いてますが、フィルターの抵抗がひとつ追加されています。

ノイズも少なく、かなり良いかも・・・behringer C-1よりも低域は豊かで感度も良い。
がハイがちょっとがさついて頭打ち感があります。(高域の伸びが・・・)

マイクの回路はほとんど触った事が無いので・・・とりあえず他の方のBM-800改造ネタにはあったカプセルからFETゲートへの間に470pコンデンサを付けてみました。


チェック・・・・私には測定器などありませんので・・・自分の耳だけが頼りです。
・・・・・・変化認められず・・・・・
元にもどしました。

積層セラミックのカップリングコンデンサを交換したら良いとの事で・・・基板を見ると・・・
表面実装アルミ電解コンデンサ用のパターンが印刷されています。

しかも完全に今付いてる積層セラミックコンデンサとパラになってます。
つまり回路のグレード違いが存在しているのではないか?
そっちは、アルミ電コン・・・・
で、積層セラミックコンデンサをはずして、手元に有った普通のオーディオグレードアルミ電コン(1μ)に付け替えてみました。

耳チェック・・・・変わりましたね。
がさつきが減って中高域がスッキリ・・・頭打ち感もましに・・・。
周囲の環境ノイズもレベルは変わりませんが落ち着いた感じになりました。

やっぱりコンデンサの質は音に直結しますね。
もっとトライしたい方は他の場所の積層セラミックコンデンサも含め、色々なコンデンサを試してみて下さい。


ご参考に・・・では、また。

2017年2月14日火曜日

BOSS SD-1 修理&MODその2

BOSS SD-1 修理&MODその2


前回修理と言いながら、LED交換だけで、あとは過電圧使用ではないか?・・で終わってました。
で、修理なんですけど、

まずたぶん過電圧でやられたD3,R31を撤去し同時にPSA電源対応にするためジャンパー線でリード線の6番7番側を短絡。

耐電圧以上の電圧を受けていたと思われる、C11,C17を交換。

ここまでが修理。

それから古いのでその他の電コンC7も交換。

ついでにバイパス音の音痩せ対策。
C1,C8,C9,を0.22μ、C10をオーディオグレード10μに容量アップ。

交換部品を外した所


部品交換完了。


・・・ご参考に・・・では、また。

2017年2月11日土曜日

BOSS SD-1の修理

BOSS SD-1の修理

LEDが点かないとのことでジャンクで手に入れたSD-1です。



中を開けて調べてみると・・・LED周りに異常は無いのですが・・・
ひょっとして?・・・LED自体が切れてる・・・正直初めてのケースです。
LED自体の寿命は半永久的と言われていますので・・・
LED交換で直りました。

なぜ、LEDがとんだのか?
色々とチェックしてみると、電源周りに異常が・・・
ACA電源仕様の物なのですが、D3とR31のリード線や基板が変色・・かなり負荷がかかって発熱していたようです。

この回路他のBOSSと違っている点を発見しました。
D1ダイオードですが、ここに11Vのツェナーダイオードが入ってます。
つまり回路に供給される電圧を最大11Vに制限しているのです。

歪み系のエフェクターを大きめの電圧(18V)とかで使ってみる方が居るようですが・・・
この回路に高い電圧をかけても回路には最大11Vしかかからず、余った電圧分のエネルギー(電力・W数)をD3とR31で無駄に消費させるだけになります。

推測ですが、前のオーナーが18Vなど過電圧で使っていたためではないかと・・・・

しかし、この場合LED自体に過負荷がかかる事はないので・・・???

SD-1を過電圧で使用するのは、効果が薄く危険ですね。

ご参考に・・・では、また。

・・・・追記・・・
D1ダイオードですが、途中から整流用ダイオードに変更されているようです。
回路図を信用していたのですが、私が手に入れた物も整流用ダイオードになった後の物でした。
でしたら、過電圧で使用すればLEDにも負荷がかかります。
(回路電圧が11Vに制限されない)
その場合でもD3とR31に負荷が大きくなるので、矛盾しません。
やはり、過電圧で常用していたのではないかと思われます。
どちらにせよ、定格電圧を大きく超える電圧で使用するのは避けた方が・・・・

では、また。

2016年12月28日水曜日

CRYBABY GCB-95 ポット交換

CRYBABY GCB-95 ポット交換

随分前に中古で買ったクライベイビーですが、ポットのガリが洗浄などメンテナンスでは手に負えなくなったので、交換する事にしました。

純正品は・・・・・売ってるのかなぁ・・・

色々検索してたどり着いたのが、ギャレットオーディオさん。
互換品を売ってましたので早速発注・・・2日で届きました。

届いた物がこれ。

並べて見ました。

元の物よりポット自体は一回り小さいのですが、ワッシャやナット、ギアまで組んであってそのまま交換。

交換時にはペダル側の直線ギアを後ろから押さえている白い部品(たぶんコードクランプを流用?)のネジを緩めて少し回転させればギアの噛み込みが外れます。
注意点としては、ペダルを踏み込んでSWを入れる時に、ポットの回転に少しの余裕を持たせた位置でギアをかみ合わせる事。
踏み込んだ力が直接ポットに加わると機械的にポットが壊れる事は明白。


最後にシリコングリスをギアと後ろ側の押さえになってる部品に塗ります。
普通のグリスはプラスチックなどに使うと劣化させる場合がありますので、ゴムやプラスチックに使えるシリコングリスを使います。

後は裏蓋を閉じておしまい。
難なく復活しました。・・めでたし、めでたし。

ちなみに、元々のポットは、メキシコ製でDANLOPの刻印が入ってまさしく純正品。


ご参考に・・・では、また。

2016年11月29日火曜日

BOSS PSM-5 電池で使えるようにしてみた。 MOD改造

BOSS PSM-5 電池で使えるようにしてみた。 MOD改造


以前に音痩せ対策をした、BOSS PSM-5 ですが、たまにループボックスやABセレクタとして使うときにちょっと面倒なのが「こいつにも電源を刺さなければいけない」・・・・
元々は電源分岐の目的も持っていたので、これ自体電池では使えないのです。

ですが、ペダルの下には他のBOSSと同じように電池が入るスペースも有ります。
で、電池スナップを増設!!!!

まず、アダプターで使える機能を残すため、既存の電源ジャック裏のパターンを2カ所切断。


ペダル下のスイッチ奥にある穴に電池スナップの線を通します。

電池スナップの線をハンダ付け。(極性を間違えないように注意)

ジャンパ線を1つ追加。


組み立てて・・・・ハイ出来上がり。
電池を入れたらアダプタなしでもちゃんと使えます。(LEDが点いてます)

注意点は本来の電源出力ジャック(他のBOSSなら電源ジャックになっているところ)、電池使用時にアダプタを刺すと電池と並列接続になってしまうので、動作はしますが電池やアダプタに変な負荷がかかって異常発熱などの可能性が有ります。
電源出力ジャックを使わない、又は取り去る事をおすすめします。


ご参考に・・・では、また。

2016年5月16日月曜日

Fulltone `70 FUZZを作ってみた (自作)

Fulltone `70 FUZZを作ってみた (自作)

BC108Cトランジスタが手に入ったので、これで何か作ってみようと・・・
良くあるのはFUZZ FACEあたりなのでしょうが・・・・
その変形回路的な物を見つけましたので、そっちを作ってみようと・・・・

レイアウトはこちら↓

実は回路図が・・・・見つけられなかった・・・・
それっぽい物はいくつかあったのですが・・・ちがうみたいだなぁ・・・
で、とりあえずこのレイアウトを信用して、作ってみました。

やっぱりストリップボード

実装した基板

ケース組み(やっぱりダイソーのステンレスタッパ)

かなり、パワフルにFUZZします。
結構太い音もでます。
良い感じです。

で、ちょっと違うけどよく似た回路図を一部修正して、今回作った物の回路図を載せときます。


ご参考に・・・では、また。

2016年5月10日火曜日

Xotic AC Booster を作ってみた。(自作)

Xotic AC Booster を作ってみた。

参考にした回路図はこちら↓
RC Booster との違いも分かります。

レイアウトはこちら↓(やっぱりストリップボードです)

R7の定数がレイアウト図では1K、回路図では10K、と違っています。
他のいくつかの回路図を調べると10kになっている物がほとんどだったので10Kで作ってみました。
それとC4の100nなのですが、ここでこんなに定数が大きい物をグランドに落とすとかなりハイカットになるので気になってました。
ICですが、4557Dとのことですが、(他の回路ででもこれになってる物も有ります)調べてみると旧NECにμPC4557というオペアンプがあって、これのことなのかと・・・
データシートをみてみると、これは4558の出力電流を増やした物のようでした。
で4558シリーズの出力改善型は4560になるのでこれをセレクトしてみました。
トランジスタは汎用おなじみの2SC1815GRを使いました。(端子配列注意です)
C9の1μは、実機の画像を参考にして、両極性電コンにしました。

取りあえずR7を10kにしてそのまま作りますと・・・・・

音量が小さい・・・やっぱり高域が異常に削れてモコモコ・・・・
R7とC4の組み合わせは、やはり定数間違いではないかと・・・・・(ローパスフィルタ)
音量も小さい事を考えるとたぶんレイアウト図の方があっているのでは・・・・
でR7の定数を1kに変えてみると・・・・

音量も高域も納得出来る感じになりました。
実機を確認出来ないのですが・・・・たぶんR7は1Kが正解だろうと・・・

クリーンから強めのオーバードライブまでカバーできて、トーンコントロールの効き幅もある、使いやすいブースター・・・・さすが定番。


ご参考に・・・・では、また。

2016年4月21日木曜日

BOSS SD-1 を作ってみる(自作)・MOD

BOSS SD-1 SUPER Over Driveを作ってみる(自作)・MOD

いまさらですが・・現行機種ですが、SD-1を作ってみました。
やっぱり、ストリップボードで・・・

回路図はこちら↓

レイアウトはこちら↓

レイアウトのINPUTすぐにGroundに落ちてる1Mはカットしました。
回路図にも無いし、エフェクトOFF時はフットSWでグランドに引っぱれば必要無いのです。
とりあえずそのままで作りましたが、トランジスタは2SC1815GRを使ったので端子配列が違いますからこんな事に↓


クリッピングダイオードは、1S1588を使いました。(OD-1にならって)
ICは先日YAMAHA LI-01から外した、JRC4558D艶有りを付けました。



回路的には典型的なTS系なのですが、さすがロングセラー、納得の音。

しかし、やはりBOSS、レンジの幅は上も下も、もう一つ。
で、改造MOD、コンデンサの定数変更で少し広げました。
低音は、C2を0.1μに容量アップ。
高音は、C4を0.0082μに容量ダウン。
この辺は好みですので・・・・。
C6も高域のカットですし、C5とR8をいじってTONEの効き方調整も可能だと思います。
この辺をいじるなら、お互いに影響し合いますので・・・組み合わせを考慮して・・・。


ご参考に・・・では。また。

2016年4月13日水曜日

BOSS DS-2 Turbo Distortion 改造・MOD

BOSS DS-2 Turbo Distortion 改造・MOD

古いDS-2を手に入れたのですが、音だししてみると、かなり酷い状態。
スカスカでレンジが狭く力の無い音。
台湾製だし、電コンはやっぱり劣化しているのでしょうがそれにしても・・・・って感じ。

中を開けてみると↓

私見ですが、何かBOSSっぽくない・・・・作りが雑なのはともかく、部品の配置や部品番号の付け方、細すぎるリード線、かと思えばジャックからの配線はシールド線使ってる・・・などなど雰囲気が違う。
抵抗類も大きさからみて1/4Wではなく、全て1/6Wではないかと・・・・
とりあえず、回路図はこちら↓

回路設計も・・・BOSSっぽくないところが随所に・・・
低域のレンジを狭めてしまう原因の1つと考えられるのが、スイッチングFETへのバイアス抵抗、このような場合、他のBOSS製品だと1MΩを使っているのに、これは全部100KΩなのでカップリングコンデンサとのハイパスフィルターで低域を1桁多く削ってしまってます。
バイパスラインでは途中にバッファ回路が1つあってQ5の前のC13とR21、これもハイパスフィルター。

たぶん、設計&製造が他の物と違うのではないかと・・・(別チームとか別会社とか)

で、まず電解コンデンサは、総入れ替えです。(一部はオーディオグレード)
そして、上に書いたFETスイッチ前後のバイアス抵抗を全て1MΩに変更。
一部の抵抗を1/4Wに取替。

定数的には、
C12を 0.22μに
C23,24を10μオーディオグレードに
ディストーションの低域が弱いので、C40を1μ無極性電コン。

また、バイパス音の改善に、途中に入ってるバッファ回路をカット。
C13,R21,R12,Q5を取り去り、ジャンパ線でバイパス。
(入力と出力にはちゃんとバッファ回路が有りますので必要ないと思います。)
(BOSSさん、コスト合理化出来ますよ。↓)



レンジも拡がり、全体的にシャキッとスッキリしました。
回路図的には↓(赤字が変更点)


ご参考に・・・では、また。