BOSS OD-1を作ってみる。 (自作エフェクター)
ふと、歪み系の元祖的存在を意識してしまいました。
BOSSのOD-1、今は廃番になってますし、中古でもかなりのプレミアものらしいので。
どんな感じの物なのかと・・・・・それらしい物を作ってみました。
初期型のクアッドOPアンプタイプです。
回路図、レイアウトは、こちら↓(homemadefxさん、沢山他にも載ってます)
今回は、「どんな物なのか?」がテーマですので、ここの↓写真を参考にさせて頂きました。
いくつかの内部写真があります。
ここのクアッドOPアンプタイプの基板写真に乗っているダイオード(黄色線の物)品番などは忘れてしまいましたが、私が80年代に電子回路設計を仕事にしていた頃、某大手電気メーカーが標準品に指定していた物だと思います。
手元にその頃の物がまだ有ったのでダイオードはこれを使いました。
ICは廃番になっているそうなので、他の物をいくつか試してみます。
また、コンデンサや抵抗も手持ちの一般品を使います。
(BOSSも量産メーカーですから、コストと入手性を当然考えます。出来るだけ特殊な物は使わない。)
(部品実装した基板)
(試作用プラケースに仮組みしました。)
OPアンプを変えるだけでずいぶんと音が変わります。
3種類順番に試しました。
MC3403 歪みは細かめでゲインも少なめ、周波数レンジも狭く全体的におとなしい感じです。
uPC451 粒の粗い歪み、ゲインが少し上がり、レンジも少しだけ広がって元気な音になった 感じです。
TL074 かなりまろやかな歪みになり、ゲインはMC3403と大差ない、レンジはさらに少し広くなって無難な音。
結構違うので、結局「どんな物なのか?」と言っても「さぁ~?」って感じです。
が、全体的に言えるのはやはりレンジが狭い(特に低域)しゲインも稼げない。
でも、なんか味が有って確かに昔聞いたエレキギターの音がするように感じます。
やっぱり原点っぽい!
私は、uPC451でしばらく使ってみます。
(まだプラケース!!)
ちゃんとケースを買いに行かねば・・・・・
が、単体で使うならともかく、低域の削れ方はかなりな物で今の音楽再生環境を考えると「ちょっと使いにくい」と思えます。
歪み回路直前のカップリングコンデンサC3(0.047uF)とバイアス抵抗R4(10KΩ)の組み合わせでハイパスフィルターになっている部分ですが、ここでかなり低域がカットされてますので、ここを変えてみました。
確認はしてないのですが抵抗を変更するとOPアンプへのバイアス電流が問題になりそうに思うので、コンデンサC3の定数アップで対応しました。(1uF電解コンデンサ、opampの1番側が+)
ご参考に・・・・ではまた。
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