2018年2月15日木曜日

MAXON D&SⅡ っぽい物を作ってみた。

MAXON D&SⅡ っぽい物を作ってみた。

過日、MAXONのD&S後期型を安く手に入れました。
音だしして、ちょっとビックリ!、凄い、太い、パワー感、サスティーン。
特にサスティーンと音の分厚さは予想外でした。
昔の日本製凄い。

という訳で、これの後継機?、D&SⅡを作ってみようと・・・
そのものずばりといえそうな回路図などが見当たらず、 IbanezのOverdriveⅡと中身は同じだとか・・・
でも微妙に違う?のか・・・・
まあいいか・・・とネット上で引っぱって来たOverdriveⅡとD&SⅡの回路図を元にそれっぽい物を作って見ました。

参考にした回路図はこれ↓

レイアウトはこれ↓

まず回路図をみて、はぁ〜と思ったのはオペアンプ一段目からクリッピングダイオードまでは、MXR Distortion+と全く同じです。
Distortion+にTONE回路をくっつけた・・・・いかにもなTS系のトーン回路で、すごく見慣れた形です。
実は、この時点で作る気が半減しました。
でも気を取り直して・・・

で、これは間違いではないかなと思える箇所を変更して作りました。
まず、1段目オペアンプの負帰還の抵抗値、回路図では100kになってますが、これではあまり増幅率が大きくなく、歪みが少なすぎると・・・レイアウトの方では1Mになってますし、Distortion+も1Mなので、ここは1Mにしました。

バランスポット手前の抵抗ですが回路図は100Ω、レイアウトは100K。
この抵抗は基本的には負荷側短絡時の保護抵抗で良いはずですし、ポット50kに対して100kは大きすぎて、こんな所でレベルを下げる意味もないし・・・・
100Ωにしました。
(ただ、保護抵抗としては小さい。これだと最大90mWの負荷になるのですが、オペアンプにとってちょっと厳しいレベルです。1k位が良いのではとは思いますが・・・)

で作ってみました。

抵抗類を付けて

他の部品も・・・今回はMXRサイズに入れるのでコンデンサ類を倒して、仕上がり厚みをIC+ソケットの高さに抑えました。

組み込み。

出来上がり
今回ちょっとおふざけで実機の画像を原寸大に印刷して貼り付けてみたら・・・・

半端ない・・まがい物感・・・・。
クローンとか格好つけて言っても・・・しょせん・・・

音出ししてみて、変更した部分は正解だと思います。
音的にはD&Sとは全然違って帯域がハイによったオーバードライブ。サスティーンはそんなに期待出来ない。
う〜ん。
これはこれで良いのだけど・・・用途限定的・・・

で、せめて中低域を少しだけ膨らませました。
Distortionポットの手前のコンデンサ、0,047を0,068に変更。
オールドブルースの世界から、ジャズギターの世界に移った感じ。

ご参考に・・・では、また。

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