behringer VT911 再び。真空管交換&改造、MOD
以前に(2015年5月26日投稿)電源などを改造した behringer VT911 Vintage Tube Overdrive ですが、真空管を交換してみました。
真空管2種類入手。
SOVTEKの12AX7WBとJJのECC803S、共によく知られたものだと思います。
どちらに交換しても、元々付いていたBugeraの真空管の情けなさが露見する結果となりました。
全く質が違う!!!・・・何なんだこれは・・・・で交換決定です。
2本で比べてみると、JJの方が無難に良い感じでパワー感もあります。
が、SOVTEKの方が綺麗なドライブ感、歪みを感じます。
で、SOVTEK12AX7WBにしたいのですが、これにすると音量が出ません。GAINと言うより単に音量が小さくなります。
う~ん。
この音で音量だけを稼ぎたい。後ろにクリーンブースターをつなぎたい感じです。
で、改造MODです。
以前の改造後の回路図がこちら↓
LEVELポットの後に出力バッファのオペアンプが1つあります。
って事で、このバッファ用オペアンプで単純に信号増幅してしまう事にしました。
大雑把な見当で20倍くらいの増幅にします。
負帰還に抵抗を入れて抵抗でバイアスに落として・・・・
が、相手は表面実装・・・・やりにくい・・頑張って慎重にトライしました。
まず、2番端子だけを基板から浮かします。
半田吸いとり線で吸い取った後、少しコテを当てながら浮かしました。
予備線をこの浮かした2番端子に半田付け。
まず予備線だけホットガンで固定しておきます。
予備線とC2の+端子(オペアンプの1番端子につながっている)間に100KΩ、予備線と100KΩとの間からC8のバイアスライン側に4.7KΩ。
これで21倍くらいの増幅になります。(100÷4.7)
(ちなみにC2とかの電コンが基板からはみ出して付けてあるのは、元々付いていた電コンよりこのFGシリーズの電コンの方がリード線が太く基板の穴に入りにくかったのです。)
最後はみんなホットガンで固定します。
回路図的には↓(右下が今回の改造)
思った以上にパワーが出ました。DRIVE目盛り1以下でのクリーン~クランチ辺りも十分使える音量が出ますし。
全体としてきめの細かい素直なドライブ感&歪み、なおかつ低音までしっかり出たパワー。
さらに良い感じになりました。
ご参考に・・・では、また。