BOSS OD-2 復活~MOD
またまた安くBOSSを手に入れました。
OD-2。
安かった理由は、ACA対応だったのと、ツマミが一個・・ない。
とりあえず音だししてみると、ひどいものでした。
どのツマミをいじっても、以前のBE-5以上にスカスカでガサガサな音にしかなりません。
製造は、1989年なので電コンの劣化がかなり進んでるんだろうな~と思いながら開けてみました。
回路図はこれ
確認を兼ねて、カップリングになってる電解コンデンサを交換です。
C10,27,34,3、一般グレードですが・・・
ずいぶんハッキリした音になりました。
が、ターボOFF時の音がかなりひ弱な感じがしたので、よく見てみると歪み回路のC30_0,22μ_これも電解コンデンサ使ってました。
0.22μの電コンが手元に無かったので、タンタルコンデンサにしました。
やっぱり変わりますねぇ~本来こういう音なんだろうな・・・くらいにはなりました。
とにかく電解コンデンサが予想どおり、ひどく劣化している事は確認出来ましたので、他の電コンも全部交換しました。
これで~復活~ってとこでしょうか。
私の経験では、15~20年以上経つ電解コンデンサはまず劣化してます。
特にカップリングや歪み、TONEなどの回路に使われている物は音に直結します。
古いエフェクターで音がイマイチになった物は確認して電コンを取り替えるだけで本来の音を取り戻す可能性が高いと思いますので、捨てる前に試してみましょう。
(・・分からなくて捨てるなら私にください!!・・)
で、ここから改造MODです。
OD-1を作った時もそうなんですけど、とにかく低域が削れてます。
昔の音作りや音楽再生環境(カセットテープが主流)なら、ギターに低音は要らなかったのかもしれませんが、今はポータブルでHiFiな再生環境が普通ですし、ライン録りしてMIXなんて時もこれではちょっと・・
時代なんでしょうか・・・と感じます。
で、いつもの事ですが、低域を狙ったMODをしてみます。
結局はハイパスフィルター(ローカット)になっている音声ラインのカップリングコンデンサ定数を大きめにする変更になります。
C1,33,29,23,35,31,5を0.1μのフィルムに変更。
さっき変えましたが電解コンデンサC3をオーディオグレード10μに変更。
とにかく今までより低域が通るように変更します。
はい、出来ました。
コンデンサの寸法が大きくなったので、基板上ごちゃごちゃになりましたが・・・
これでちゃんと低域まで出ますし中高域は健在です。
歪みは極端に傾向が変わったわけではありませんので、後は好みの問題ですが、低域が要らなければ後ろにイコライザーでも通して削れば良いと思います。
削れた物を後から復活させる事はほとんど出来ませんから・・・
低域が足された形なので全体の音量も少しアップしました。
ACAからPSA対応への変更は、基板につながっている線の5番と6番の所を基板上で短絡(ジャンパ)です。
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