DS-1の話し・・その2
以前に投稿したものの後に、ごく最近のDS-1を手に入れました。
そしたら、前回の印象とちょっと違ったのです。
台湾製で外箱が黒になってからの物でシリアルからすると2015年製です。
前回の「あれ〜?」な台湾製PSAタイプより、中低域がしっかりして、力強い音になってます。
開けてみたら、またまたICが変わってる・・・
・・・・JRCのNJM3404AL・・・
やはり不評だったので変えたのか・・・?
さらに・・・調べてみたら、あるサイトには、2006年からNJM2904へ変わったとの情報も・・・・
データシートを探してみました。
「2回路入単電源用オペアンプ」となってます。
そして、3404は2904の改良型との記述が・・・
BOSSさん、稼ぎ頭のDS-1についてはかなり苦労しているのかな〜。
初期(ACA世代)の音が良かっただけに・・・
表面実装チップ部品になった現行品は・・・どうなんでしょうね?
NJM3404は表面実装タイプもありますが・・・
ご参考に・・・では、また。
2018年2月25日日曜日
2018年2月15日木曜日
MAXON D&SⅡ っぽい物を作ってみた。
MAXON D&SⅡ っぽい物を作ってみた。
過日、MAXONのD&S後期型を安く手に入れました。
音だしして、ちょっとビックリ!、凄い、太い、パワー感、サスティーン。
特にサスティーンと音の分厚さは予想外でした。
昔の日本製凄い。
という訳で、これの後継機?、D&SⅡを作ってみようと・・・
そのものずばりといえそうな回路図などが見当たらず、 IbanezのOverdriveⅡと中身は同じだとか・・・
でも微妙に違う?のか・・・・
まあいいか・・・とネット上で引っぱって来たOverdriveⅡとD&SⅡの回路図を元にそれっぽい物を作って見ました。
参考にした回路図はこれ↓
レイアウトはこれ↓
まず回路図をみて、はぁ〜と思ったのはオペアンプ一段目からクリッピングダイオードまでは、MXR Distortion+と全く同じです。
Distortion+にTONE回路をくっつけた・・・・いかにもなTS系のトーン回路で、すごく見慣れた形です。
実は、この時点で作る気が半減しました。
でも気を取り直して・・・
で、これは間違いではないかなと思える箇所を変更して作りました。
まず、1段目オペアンプの負帰還の抵抗値、回路図では100kになってますが、これではあまり増幅率が大きくなく、歪みが少なすぎると・・・レイアウトの方では1Mになってますし、Distortion+も1Mなので、ここは1Mにしました。
バランスポット手前の抵抗ですが回路図は100Ω、レイアウトは100K。
この抵抗は基本的には負荷側短絡時の保護抵抗で良いはずですし、ポット50kに対して100kは大きすぎて、こんな所でレベルを下げる意味もないし・・・・
100Ωにしました。
(ただ、保護抵抗としては小さい。これだと最大90mWの負荷になるのですが、オペアンプにとってちょっと厳しいレベルです。1k位が良いのではとは思いますが・・・)
で作ってみました。
抵抗類を付けて
他の部品も・・・今回はMXRサイズに入れるのでコンデンサ類を倒して、仕上がり厚みをIC+ソケットの高さに抑えました。
組み込み。
出来上がり
今回ちょっとおふざけで実機の画像を原寸大に印刷して貼り付けてみたら・・・・
半端ない・・まがい物感・・・・。
クローンとか格好つけて言っても・・・しょせん・・・
音出ししてみて、変更した部分は正解だと思います。
音的にはD&Sとは全然違って帯域がハイによったオーバードライブ。サスティーンはそんなに期待出来ない。
う〜ん。
これはこれで良いのだけど・・・用途限定的・・・
で、せめて中低域を少しだけ膨らませました。
Distortionポットの手前のコンデンサ、0,047を0,068に変更。
オールドブルースの世界から、ジャズギターの世界に移った感じ。
ご参考に・・・では、また。
過日、MAXONのD&S後期型を安く手に入れました。
音だしして、ちょっとビックリ!、凄い、太い、パワー感、サスティーン。
特にサスティーンと音の分厚さは予想外でした。
昔の日本製凄い。
という訳で、これの後継機?、D&SⅡを作ってみようと・・・
そのものずばりといえそうな回路図などが見当たらず、 IbanezのOverdriveⅡと中身は同じだとか・・・
でも微妙に違う?のか・・・・
まあいいか・・・とネット上で引っぱって来たOverdriveⅡとD&SⅡの回路図を元にそれっぽい物を作って見ました。
参考にした回路図はこれ↓
レイアウトはこれ↓
まず回路図をみて、はぁ〜と思ったのはオペアンプ一段目からクリッピングダイオードまでは、MXR Distortion+と全く同じです。
Distortion+にTONE回路をくっつけた・・・・いかにもなTS系のトーン回路で、すごく見慣れた形です。
実は、この時点で作る気が半減しました。
でも気を取り直して・・・
で、これは間違いではないかなと思える箇所を変更して作りました。
まず、1段目オペアンプの負帰還の抵抗値、回路図では100kになってますが、これではあまり増幅率が大きくなく、歪みが少なすぎると・・・レイアウトの方では1Mになってますし、Distortion+も1Mなので、ここは1Mにしました。
バランスポット手前の抵抗ですが回路図は100Ω、レイアウトは100K。
この抵抗は基本的には負荷側短絡時の保護抵抗で良いはずですし、ポット50kに対して100kは大きすぎて、こんな所でレベルを下げる意味もないし・・・・
100Ωにしました。
(ただ、保護抵抗としては小さい。これだと最大90mWの負荷になるのですが、オペアンプにとってちょっと厳しいレベルです。1k位が良いのではとは思いますが・・・)
で作ってみました。
抵抗類を付けて
他の部品も・・・今回はMXRサイズに入れるのでコンデンサ類を倒して、仕上がり厚みをIC+ソケットの高さに抑えました。
組み込み。
出来上がり
今回ちょっとおふざけで実機の画像を原寸大に印刷して貼り付けてみたら・・・・
半端ない・・まがい物感・・・・。
クローンとか格好つけて言っても・・・しょせん・・・
音出ししてみて、変更した部分は正解だと思います。
音的にはD&Sとは全然違って帯域がハイによったオーバードライブ。サスティーンはそんなに期待出来ない。
う〜ん。
これはこれで良いのだけど・・・用途限定的・・・
で、せめて中低域を少しだけ膨らませました。
Distortionポットの手前のコンデンサ、0,047を0,068に変更。
オールドブルースの世界から、ジャズギターの世界に移った感じ。
ご参考に・・・では、また。
2018年2月9日金曜日
「ぼそっ」「ぶつ」や周期的ノイズの話し。
「ぼそっ」「ぶつ」や周期的ノイズの話し。
全てがこの話しで当てはまる訳ではありませんが、時々遭遇するので・・・
エフェクターの場合フットスイッチを踏んだ時に出る「ぶつ」というようなノイズ。
ほとんどの場合コンデンサの充放電に起因しています。
古くなるとコンデンサの劣化によって症状が出てくる場合があります。
フットスイッチを踏んだ時には何らか回路上の切替が行われる訳です。
その時にコンデンサの両端の電圧が変化する場合があります。
意外と大きいのはLEDの点灯電流。
この時にコンデンサは電位の平衡を取る為の充電または放電をします。
この充電又は放電時には短時間に電圧変化を起こすのですが、上手く行かないとこの電圧変化が音に影響してしまう場合があるのです。
特に電源関係のコンデンサが劣化すると、この電圧変化をスムーズに修正出来なくなってしまいます。
微妙な劣化の場合、電池使用で「ぼつ」となるが、アダプター使用の場合はならない、なんて事も起こります。
これはアダプター側で電圧変化を抑えてくれている場合です。
つまり内部の電源系統電解コンデンサが一番怪しいのです。
モジュレーション系のエフェクターでモジュレーション周期に同期して「ぼそ」的なノイズが出る場合。
(「さー」や「ざー」というのは回路やICそのもののノイズや音質変化に伴う物なので別です。)
この場合もモジュレーション変化に伴う電圧変化を抑えられない為に出る場合があって、結局上と同じ原因の場合があります。
電源系統の電解コンデンサは、消耗品的な物とも考えられますので、年数が経つと仕方ないのです。・・・交換しましょう。
ご参考に・・・では、また。
全てがこの話しで当てはまる訳ではありませんが、時々遭遇するので・・・
エフェクターの場合フットスイッチを踏んだ時に出る「ぶつ」というようなノイズ。
ほとんどの場合コンデンサの充放電に起因しています。
古くなるとコンデンサの劣化によって症状が出てくる場合があります。
フットスイッチを踏んだ時には何らか回路上の切替が行われる訳です。
その時にコンデンサの両端の電圧が変化する場合があります。
意外と大きいのはLEDの点灯電流。
この時にコンデンサは電位の平衡を取る為の充電または放電をします。
この充電又は放電時には短時間に電圧変化を起こすのですが、上手く行かないとこの電圧変化が音に影響してしまう場合があるのです。
特に電源関係のコンデンサが劣化すると、この電圧変化をスムーズに修正出来なくなってしまいます。
微妙な劣化の場合、電池使用で「ぼつ」となるが、アダプター使用の場合はならない、なんて事も起こります。
これはアダプター側で電圧変化を抑えてくれている場合です。
つまり内部の電源系統電解コンデンサが一番怪しいのです。
モジュレーション系のエフェクターでモジュレーション周期に同期して「ぼそ」的なノイズが出る場合。
(「さー」や「ざー」というのは回路やICそのもののノイズや音質変化に伴う物なので別です。)
この場合もモジュレーション変化に伴う電圧変化を抑えられない為に出る場合があって、結局上と同じ原因の場合があります。
電源系統の電解コンデンサは、消耗品的な物とも考えられますので、年数が経つと仕方ないのです。・・・交換しましょう。
ご参考に・・・では、また。